☆前回までのまとめ☆

切迫早産自宅安静中に32w2dで頚管長が2mmになり大学病院に出戻り緊急搬送


32w3d早朝に耐え難いお腹と腰の痛みに襲われ、内診をすると子宮口が6cm開大


赤ちゃん骨盤位の為、バタバタと緊急帝王切開が決まり


1750g、42.5cmの男の子を出産

アプガースコア1分後 1点の仮死状態で産まれましたが蘇生術により、5分後に7点まで回復

母子対面後はNICUへと入院となりました



➡️つづきです


酔い止め??の点滴から目が覚めると、まだ手術室だった。


ちょっとは寝れたかな〜?

ちょうど終わるところだからね👨🏻‍⚕️


…との事。


時計が見えて、10時すぎくらいだったと思う。



痛みで必死だったし、色々目まぐるしくて、何時に手術が始まったのか、何時にちいちゃんが産まれたのか、全然分からなかったし



下半身の感覚も無いし、なんかホワホワした気分で、本当に自分が出産を終えたのか不思議な気持ちだった。



手術室から部屋まで帰る移動の間、先生がベッドの横で付き添ってくれて手術中の事を色々話してくれた。



胎盤が少し剥がれていたこと

そのせいで、赤ちゃんが苦しい状態になっていたこと



中隔子宮については、奥までちゃんと見たわけじゃないけれど、見た感じはそんなに変な子宮では無さそうだった、ということ



小さなポリープがあったけどそのままにしておいた、ということ(これについては卵管造影検査の時にも指摘を受けていたので把握済み)



今回は子宮口が開くのが早かったから、逆子でさえなければ普通分娩で出せたと思う、ということ


ただし、赤ちゃんがめちゃくちゃ下に居たから、回旋は出来なかったわーごめんね😅


と…これは、私自身がこの病院で産まれて、逆子だったけど産まれる直前に先生が手を突っ込んでくるっと回して頭から出てきたらしいっていう話をしたのを覚えていてくれたのね!



赤ちゃん、こんなに下に居るの久しぶりで、最初どうしようかと思ったー😅と、先生は笑っていた(笑)



…無事に終わって良かった(笑)



病棟に戻るエレベーターを待っている時に、エレベーターホールに大きめのハエが飛んでいて



術中にずっと面白く実況中継してくれていた麻酔科医が



うわ!!これはまずい!!このあとも手術詰まってるのに!!



と、殺虫剤を持ってハエを追いかけて走っていって…


遠くで  長いプシューーーーーーーーー!!!!というスプレー音が聞こえた。



麻酔科医が満足気に戻ってきて

スプレー缶1本使い切ったけど、仕留めてやりました!😁👍と。



聞くと、ハエが1匹でも手術室に入り込むと、手術は出来なくなるのだそう。



心の準備もないまま、緊急帝王切開になったけれど



この麻酔科医の先生が場を和ませてくれたのが精神安定面で大きかったと思う。



病棟に戻る間にいつの間にか居なくなっていて御礼を言うことは出来なかったけれど…



病室に戻って看護師さん達も居なくなり、部屋で1人になって時計を見ると10時45分過ぎだった。



LINEが途切れたままになっている夫へ電話をしようと思い立った。



陣痛でそれどころじゃなくて手術前に先生に代わりに連絡をお願いしたから、帝王切開になった事と、無事に終わった事は知っているはずだけど



電話をかけるとすぐに夫が出た。



産まれてしまいましたァ😅と私が言うと


既に産科の担当医から連絡をもらっていたようで、お疲れ様…とテンション低めに返された。



陣痛がとんでもなく痛かった事と、赤ちゃんがガッツ石松に似ていたこと、名前を決めなきゃね…😅という事などをサックリ話したけれど、


産後ハイでテンション高めな私に対して、夫のテンションが微妙だったのでひと通り話し終えたら電話を切った。



夫も突然のことで戸惑ってるのかもな。



その後すぐに実家の母へ電話。



母はいつも通りテンション高く、というか高すぎて、産前・産後の担当医からの電話の内容などをまくし立てるように教えてくれた笑い泣き



産前は、今から緊急帝王切開に入り11時頃には終わるだろうから、術後、お昼から今後についての説明を聞きに来て欲しいと言われたらしく(夫が単身赴任で遠方にいる為、母が夫の代わりに説明を聞くことになっていた)



術後は、母子ともに大丈夫そうなので来なくてもいい、と言われたらしい


手術室でお別れして以来、ちいちゃんについての続報が無かったけれど、重大な疾患があるなら私1人では説明は聞かないはずだから、


ちいちゃんはNICUで元気にしているのだろう、と安心した。



一方で自分の身体はというと…



麻酔が効いているので、傷の痛みこそ無いものの

麻酔の効いていない上半身がバキバキで腹筋痛、胃もキリキリしていた。



上半身痛はたぶん、陣痛を耐えていた時の痛みだろう…笑い泣き


私は強い痛みになってから麻酔を入れるまでほんの3時間くらいの事だったけれど、これを何十時間も耐える自然分娩の妊婦さん、スゴすぎる!!


元々逆子で予定帝王切開だったのに、むだに陣痛も味わってしまった笑い泣き


それにしても子宮口6cmまでだったとはいえ、痛かったなぁ…


そして麻酔が効いて痛みがすーーーっと無くなった時の凄さったら!!!



次があったら絶対に無痛分娩にしよう!と思ったけど、帝王切開後は次も帝王切開でしたニヒヒ(笑)



1時間おきに助産師さんが体位交換に来てくれて右を向いたり左を向いたり…



その度に1℃ずつ上がっていく体温…最終的には39.4℃まで上昇したけれど、そんな熱が出てる気がしないのはやっぱり産後ハイなのかなぁ!?



初乳は部屋に戻ってきてからわりとすぐに助産師さんの手によってシリンジで搾り取られた。



寝たままだったからよく見えなかったけど、分泌が良いみたいで助産師さんから褒められたニヤリ



初乳はそのままNICUに届けられ、産後4時間後には胃に繋がった管を通してちいちゃんに摂取されたらしい!



母子別室だと定期的に搾乳しなければ出なくなってしまうから、3時間おきに助産師さんが搾乳をしに来てくれるらしい。



16時頃にはNICUからちいちゃんの写真が届けられ、枕元に置いて体位交換の度に一緒に移動。一生見ていられるおねがい


改めて見てもガッツ石松にそっくりだけど、やっぱり我が子は可愛いもんだラブ



搾乳に来てくれた助産師さんが、写真を見て「お!おチビ殿!」と言っていたのが印章的だったので、ちいちゃん改め、おチビと呼ぶ事にした。



今日は夕飯も出ないし、やることも無いので3時間おきの搾乳タイム以外はちいちゃんの写真を撮った見ながらウトウト寝て過ごした。