ブログにも書いたけど、昨年夏に亡くなったじいちゃん。

引越しの荷物をまとめていると、じいちゃんから晩年に貰って使わずにいた、誕生祝いやらお年玉やらが出てきた。

それはいつもじいちゃんお手製の絵葉書とお手紙がセットになっていて震える字で、

僅かですが、美味しいものでも食べて下さい。

と添えてくれていたのだけれど

何か形に残る本当に欲しいものが出来た時に使わせてもらおうと思って、しまい込んでいたのでした。

そして
何年も考えた末に出てきた『ずっと使える欲しいもの』が見つかりました!

…それは

『一生モノの包丁』!


結婚して、毎日料理をちゃんとするようになって(今までも料理はしてたけど、人に出すものでは無かったので適当だった…)

よく切れる、使いやすくて、手入れして一生使える相棒になる包丁が欲しい!と思い始めたのでした。

包丁なら、割れることも無いし
壊れることもめったに無い。

仕事を辞めて主婦になっても、きっと一生毎日使うもの。

包丁を使う度にじいちゃんの事を思い出せる。

そして遂に
じいちゃんから貰ったお金を形に変えようと、デパートのキッチン用品売り場へ行ってきました!

ネットや雑誌で色々調べて
よく掲載されている、貝印の関孫六の三徳包丁が第一候補!

ショーケースの中の関孫六の包丁を見ていると、50代くらいの女性店員さんに声を掛けられました。

その店員さんによると
貝印の製品は刃のデザインが凝っているから海外観光客に人気だが、日本人女性の手には少し太く握りにくいとのこと。

「良ければ持ってみませんか?」と。

…私は手は大きい方なので普通に構えた感じはさほど違和感は無い。

すると店員さん
「大根の皮をむく感じで持ってみてください」と。

…!!!あ、刃先に親指が届かない!!!
持ち手の部分から、刃先までが遠い!!!これは使いにくいかもしれない…


なるほどー、ではどうしようか…と困っている私に店員さんが薦めてくれたのが

木屋のエーデルワイス三徳包丁160cm

その店員さんも木屋のエーデルワイスNo.180を30年来使っていて、あまりにも使いやすいので10年前にNo.160を買い足して、どちらも未だ現役とのこと!

元々はヘンケルスの包丁を持っていて、何となく使いにくさを感じ、当時の売り場の先輩に相談して木屋の包丁に出会ったらしく。

そんな超ベテランさんが薦めるならば、ここでお会いできたのも何かの縁かも!?と思い、木屋の包丁に決めることに!

ちなみにNo.180と160の違いは
160の方が、歯と柄の間に口金が付いてあり境目が滑らかな握り心地になっていて、かつ刃先に重心があり構えた時に自然と刃先が下に落ちる感じになるとのこと。その分、価格は2倍になるのだけれど…何年も溜め込んでいたじいちゃんからのお金は充分に足りていたし、一生モノだし、とNo.160の三徳包丁にしました!

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帰宅して早速ニンジンを切ってみたけれど
切れ味が凄くて怖いくらい!!!

これから一生の相棒♡じいちゃんありがとう!大切に使うねー