嬉しいやら照れくさいやらでどんな顔をしたらいいのかわからなくなった俺はあちこちキョロキョロしてから「あ…、じゃあ今日はこのくらいにして帰ろうか。」って言って駅ビルを出た。


ゆきちゃんの家に向かって歩きながら何度も彼女の事をチラ見する。


「雄輔くん。」

急にゆきちゃんがこっちを見た。


「な、何?」

チラ見してたのバレたかな?なんてどぎまぎしながら返事をすると、「またおでかけしようね♪」ってちょっとおねだり顔で言ってきた。


「もちろん!あ、でもテストあるしその後かな?」

「そうね、じゃ2月になったら♪」

「うん、そうしようか。」

「楽しみにしてる。」


そんな話をしてるうちに家に到着。

「じゃあまた学校でね。」

手を振りながらそう言って彼女は家に入っていった。


-つづく-