「お、お揃いで…?」
顔が熱くなっていくのを自覚しながら聞き返すと、「うん。ダメ…?」って不安そうな顔をして言ってきた。
「ダメだなんて…そんな事はないけど…。」
もごもご答える俺に「じゃあ、いいでしょ?ちょっとした物でいいの。たとえば…キーホルダーみたいなのはどう?」って初めて見るおねだり顔をされたら俺はもう頷くしかない。
「わ、わかった。それじゃキーホルダーでいいかな?」
「もちろん!よかったぁ、OKしてくれて。」
ゆき…ちゃんはそう言って嬉しそうに俺を見上げてきた。
その後、色々店を回って2人が気に入ったキーホルダーをお揃いで買って鞄につけた。
-つづく-