そして1週間後、駅前で俺は霜村さんが来るのを待っていた。


「上地君。」って呼びかけられて振り返ると、笑顔の霜村さんが立っていた。


「お待たせ。じゃあ、行きましょ。」

霜村さんに促されて俺達は電車に乗って合格祈願で有名な天神さまに向かった。


まだそれほど多くはないけど、参拝者もちらほら。


しっかりお参りしてから御朱印と一緒にお守りをいただく。


「絵馬はどうする?」って訊かれて、せっかくだから書くことにした。


志望校と名前を書き終わると、自然と絵馬を見せ合った。


-つづく-