一昨日当直、昨日は深夜2時まで残業でした。
ICの記録したり、新しい入院の手続きしたりしていたら、そんな時間までかかりました。
一昨日の当直は暇だったけど、さすがに嫌になります。
何のためにそこまでして働いているのか、よくわからない。
こんな努力は続かないと思う。
http://cotd.netkey.at/esr/2012/index.php?module=case&task=view&case_id=7
今日は久々に定期の勉強を再開します。
この前気付いたんですが、上記のHPは画像の所見を書いてるけど、実際の読影の時はそれを自分で書かなくちゃいけないので、あまり見ないで自分で書くようにしないと意味ない。
てなわけで、趣味のように細かく書いてみます。
所見を拾う時に、見えているものを意識下に落とし込む作業をどんなレベルまで細かくすればいいか難しいと日頃思っています。
超音波:hyperechoic massがあります。エコーはあまりまだ得意でない・・・。
CT:CTangioでは右肝動脈の枝を腫瘍が巻き込んでいるように見えます。上からの肝動脈も巻き込んでいるように見え、かなり血管系が好きなmassです。
coronal CTが造影かどうかよくわかんないんだけど、内部にびまん性にぱらぱらと高吸収域があって石灰化なのか微小血管なのか微妙です。胃がやけに肥厚しているように思います。肝臓原発なのか、胃原発なのか、腹腔内原発かよくわかりません。
Axcial CTでは被膜に関しては造影効果のない被膜があるか、被膜がないか。内部は非常に汚い・・・というか造影効果のある部分とない部分が混在しています。mass自体は肝臓自体よりもやや低吸収です。また肝臓は辺縁が滑らかで肝硬変はなさそうです。肋軟骨の石灰化もあり、中~高齢者であることが示唆されます。
MRI:あ、肝原発っぽい。opposite phaseで完全に境界が明瞭です。1枚のスライスしか提示ないので、もしこれで十二指腸原発とかだったらひどい・・・。DWIでは信号はほとんどありません。CTで高吸収の血管の部分と一致して信号がややある。
最後の画像は意味がわからん。
というわけで肝臓の多血性腫瘍でひいてみましょう。
多血性肝腫癌の鑑別
[Common]
・肝臓癌
・FNH
・肝血管腫
・多血性の肝転移
・多血性偽病変
・初期の肝膿瘍
[Uncommon]
・肝腺腫
・多血性過形成性結節
・血管筋脂肪腫(acutemyelocyticleukemia;AML)
・PeIiosishepatis
・肝内胆管細胞癌
・dysplasticnodule
・血管肉腫
・炎症性偽腫瘍
・偽リンパ腫
・肝内胆管腺腫
・adrenalresttumor
・活動性の肉芽腫など
一個ずつしらみつぶししなきゃいけないんだろうけど、血管筋脂肪腫に思えてしまう。
内部の不均一な造影とか。
臨床症状ないし。
feeding atery は右肝動脈、drainage veinがはっきりしませんが。
もう答え見よう。
Diagnosis:
5. Hepatic angiomyolipoma
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
解説読みましょう。
文献上は4cm以上あるいは症状のあるAMLは手術適応。それ以外はf/uでいい。
6月の勉強会でやったもんね、AML。
そうそう、脂肪はあったりなかったりすんの。
この症例は男性ですが、女性のほうがあるんだよね。
私の師匠(←かってにそう言っている)は超音波の達人なんだけど、師匠ならばこれはエコーである程度想像がつくんだろうか。
私はエコーが全然だめなんだなー。
ふむ、本日は正解でした。満足w
ICの記録したり、新しい入院の手続きしたりしていたら、そんな時間までかかりました。
一昨日の当直は暇だったけど、さすがに嫌になります。
何のためにそこまでして働いているのか、よくわからない。
こんな努力は続かないと思う。
http://cotd.netkey.at/esr/2012/index.php?module=case&task=view&case_id=7
今日は久々に定期の勉強を再開します。
この前気付いたんですが、上記のHPは画像の所見を書いてるけど、実際の読影の時はそれを自分で書かなくちゃいけないので、あまり見ないで自分で書くようにしないと意味ない。
てなわけで、趣味のように細かく書いてみます。
所見を拾う時に、見えているものを意識下に落とし込む作業をどんなレベルまで細かくすればいいか難しいと日頃思っています。
超音波:hyperechoic massがあります。エコーはあまりまだ得意でない・・・。
CT:CTangioでは右肝動脈の枝を腫瘍が巻き込んでいるように見えます。上からの肝動脈も巻き込んでいるように見え、かなり血管系が好きなmassです。
coronal CTが造影かどうかよくわかんないんだけど、内部にびまん性にぱらぱらと高吸収域があって石灰化なのか微小血管なのか微妙です。胃がやけに肥厚しているように思います。肝臓原発なのか、胃原発なのか、腹腔内原発かよくわかりません。
Axcial CTでは被膜に関しては造影効果のない被膜があるか、被膜がないか。内部は非常に汚い・・・というか造影効果のある部分とない部分が混在しています。mass自体は肝臓自体よりもやや低吸収です。また肝臓は辺縁が滑らかで肝硬変はなさそうです。肋軟骨の石灰化もあり、中~高齢者であることが示唆されます。
MRI:あ、肝原発っぽい。opposite phaseで完全に境界が明瞭です。1枚のスライスしか提示ないので、もしこれで十二指腸原発とかだったらひどい・・・。DWIでは信号はほとんどありません。CTで高吸収の血管の部分と一致して信号がややある。
最後の画像は意味がわからん。
というわけで肝臓の多血性腫瘍でひいてみましょう。
多血性肝腫癌の鑑別
[Common]
・肝臓癌
・FNH
・肝血管腫
・多血性の肝転移
・多血性偽病変
・初期の肝膿瘍
[Uncommon]
・肝腺腫
・多血性過形成性結節
・血管筋脂肪腫(acutemyelocyticleukemia;AML)
・PeIiosishepatis
・肝内胆管細胞癌
・dysplasticnodule
・血管肉腫
・炎症性偽腫瘍
・偽リンパ腫
・肝内胆管腺腫
・adrenalresttumor
・活動性の肉芽腫など
一個ずつしらみつぶししなきゃいけないんだろうけど、血管筋脂肪腫に思えてしまう。
内部の不均一な造影とか。
臨床症状ないし。
feeding atery は右肝動脈、drainage veinがはっきりしませんが。
もう答え見よう。
Diagnosis:
5. Hepatic angiomyolipoma
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
解説読みましょう。
文献上は4cm以上あるいは症状のあるAMLは手術適応。それ以外はf/uでいい。
6月の勉強会でやったもんね、AML。
そうそう、脂肪はあったりなかったりすんの。
この症例は男性ですが、女性のほうがあるんだよね。
私の師匠(←かってにそう言っている)は超音波の達人なんだけど、師匠ならばこれはエコーである程度想像がつくんだろうか。
私はエコーが全然だめなんだなー。
ふむ、本日は正解でした。満足w