先日、わりと大きめの学会で画像を見て病気をあてるクイズがありました。

答えを書いた紙を提出するので、一応試験というか点数がつきます。




全問正解しないとーと思い込んでいたので、最初の1つ目の解説で大きく間違えた時は



あたし、もーダメ、やっぱ勉強不足だ・・・・
$好きなことしていたいどーーん・・・



と落ち込んでいたんですが、どの問題も正答率20%くらいでした。




回答者に年齢制限とかはないので、キャリア10年の先生も自分と同じように解答しています。

それでも正解率は20%前後。






で、キャリアの長さ別にランキングがつけられ、なんとまぁ、一位とっちゃいました。

表彰とかされたんですが、半分しか正解してないけど、半分も正解してどうのこうのと褒められました。

なんか、変な感じ。

もっと優秀な人いると思うので自分なんぞが取るのはいけない気がします。

ビギナーズラックかな。

が、次回の参加費と会場近隣のいいホテルの宿泊費が無料なんでありがたいですw








今回読影しているとき、学生時代の勉強会のメンバーの顔がすごく思い浮かびました。

検査というものに対して、感度特異度の概念がいかに大事かを教えてくれた友人

解剖の苦手な自分に発生学の教科書の一部をコピーしてくれた友人

内科学全般が非常に苦手な自分は、こういった内科系の優秀な友人の振る舞いをちら見して、

尊敬したり、圧倒されたり、感謝したりです。







あと、今の同期と、月に2回やってる外科系の勉強会で画像分野を担当させてもらっているのは非常にためになります。

手術適応を知らなきゃ、読影のツボがつかめない。

治療ガイドラインを知らなきゃ、何を読影すればいいのかわからない。

勉強会をしていてとてもそれを強く感じます。

やっぱりガイドラインの変更や手術の術式にかかるところにくると外科系の友人たちはヒートアップし、横でわからないなりに話を聞いています。

ヒートアップするってことは大事ってことなんで、だいじなところで画像でわかる事を伝えないと意味がないですよね。




まだ駆け出したところの自分にも、大切にしている上の先生の言葉があります。


「レポートは臨床医との会話。キャッチボールが成り立ってないものは意味がない。」

「放射線科だけの読影大会で一位をとるのには興味はない。自分のライバルは、内科医、外科医。そこと議論できてこその画像診断医だ。」



$好きなことしていたい-未設定
ちょっとマジしびれちゃうよぉ~



特に2つ目は、ランキングに対して懐疑的な気持ちを捨てきれない自分のハートの納まりどころをみつけた感じでした。





自分が10年後、どんな医者になっているか、想像しながら日々勉強です。

さ、学会の復習続けよう。