どうも、今日もやりますよ~。

とりあえず3日坊主にならんようにしなくては・・・。



http://cotd.netkey.at/esr/2012/index.php?module=case&task=view&case_id=5

なんか今日のも画像の解説が結構入ってるけど、膵がびまん性嚢胞変性しています。

嚢胞自体の吸収度は中等度で内容物はやや混濁しているようなイメージ。

mucinous や pure cysticって感じではないです。

充実性か?とも思ってしまいそう。

主膵管の拡張は見られない。

周囲脂肪織の変化もほとんどなし。



あと、消化管内容物が高吸収をしめしています。

バリウム検査という可能性は最近では低く、また普通の施設であれば、造影CT前にはしないって上の先生が言ってました。

Mg製剤を飲んでたのか、ひょっとしてそれなら便秘なのかな~?

他にもこういう高吸収を示すわりと有名な薬あったけど、忘れたw

また忘れたorz




で、膵嚢胞背病変の鑑別疾患ですが

1.pseudocyst (85%)
2.IPMN (intra papillary mucinous tumor)
3.cystadenoma (mucinous cystadenoma/cystadenocarcinoma)
4.ture cyst(常染色体優性多発性嚢胞腎に合併、von Hippel Lindau disease、嚢胞性線維症でも見られる)
5.pancratic absess



今回の症例では幼小児の神経系の手術歴があること、嚢胞がびまん性なのでIPMTや仮性嚢胞は否定的ですし、von Hippel Lindau diseaseイチオシですが

ture cyst病変で、消化管症状でるの?というのと

ture cystと言うわりには結構画像の吸収濃度は高めなのが気になります。



と思って解説を読むと

Pancreatic involvement in VHL disease includes simple pancreatic cysts (50%–91%), serous microcystic cystadenomas (12%), and rarely adenocarcinomas. Pancreatic neuroendocrine tumors also occur [5].

単発のcystが多いんだね~。
別の日本の勉強会資料には多発性のVHL関連の膵嚢胞の報告は15例だったそうです。



勉強は続く。。。