新しい科に移動すると慣れないことだらけで、ホント辛い。

慣れた頃にはさようなら。

もうやんなっちゃう。

あと3ヶ月我慢すれば、いやってくらい画像が見れる。

頑張れ自分w




新しい科の仕事は最低限にして、やりたいことをやってしまっています。

今日の症例の続き、2例目

ほんとは昨日やったんだけど、記事が前後しちゃった。

http://cotd.netkey.at/esr/2012/index.php?module=case&task=view&case_id=3


これは難しい気がする。

とりあえず、このHPのいいとこは鑑別がざっくり書いてあるので、初学者でもやる気が出る。




画像所見はすでに出題文に書いてあるしそれ以上はよくわからないけど、絵的に派手な病気だなーと思う。

鑑別のトップにあるSAPHOですが、放射線科の学会や勉強会ではよく見るけど、

いっつもなんだっけと忘れるので、記載する。

でもまた忘れるだろうけど・・・。

ひょっとして学生のとき勉強したのかもしれないけど、すっかり忘れている。




とりあえず、引用。

臨床画像2012年3月号に載ってる。

SAPHO症候群
SAPHO症候群2は日本人に比較的頻度が高いとされ,原因不明の骨病変に遭遇した場合の鑑別診断に知っておきたい疾患の1つである。
骨病変で最も頻度が高いのは胸鎖関節と胸肋関節で,骨炎による肥厚と硬化がみられる。
四肢長管骨や脊椎に病変を認めることも多く,骨硬化のほか,脊椎終板の不整像や椎問板の菲薄化がみられる。画像をみるだけでなく,皮膚病変がないかどうかチェックすることが診断への鍵となる。


つまりは放射線科のレポートに「皮膚病変などありませんか」とか書いてあたるとちょっとワイルドなやつかしらw

ちなみになんでサポー SAPHOというのかというと

synovitis 滑膜炎
acne    ざ瘡
pustulosis  膿疱症
hyperostosis過剰骨化
osteitis 骨溶解

の頭文字をとったもの。

わりと素直なネーミングですが、だからこそすぐに忘れてしまうのね・・・。
皮膚と骨に炎症があるってことか~。

掌蹄膿癌症などの皮膚病変を伴う骨の無菌性炎症性疾患を統括して提唱された疾患概念である。
【診断基準】
日本リウマチ学会により提唱され,以下のいずれかに該当すればよいとされる。
① 多発性・反復性慢性骨髄炎(通常は無菌性で,脊椎病変を認めることがある。皮膚症状の有無は問わない)
② 掌蹴膿庖症・膿庖性乾癬・重度の痙瘡のいずれかを伴う関節炎(急性・亜急性・慢性いずれでもよい)
③ 掌蹠膿疱症・膿癌性乾癬・重度の痙瘡のいずれかを伴う無菌性骨炎


あ、なんかいいの発見
【骨壊死の原因の覚え方】
P:Pancreatitis Pregnancy
L:Legg-Perthes disease
A:Alcoholism, Atherosclerosis
S:Steroid
T:Trauma
I:Idiopathic Infection
C:Collagen disease(SLE), Caisson disease
R:Radiation, Rheumatoid arthritis
A:Amyloid
G:Gaucher disease
S:Sickle cell disease


続いて2つ目のpsoriatic arthropathy 乾癬性関節症
だけど、イメージ末梢性疾患なので違うんじゃないかな?
皮膚病変は合併するみたいですが。

Reitherは男の人がほとんどだそうで、これも違いそう。



あと謎のChronic recurrent multifocal osteomyelitis (CRMO)

なんだこの病気?

と思って自分のHDD探したら、過去のradiograohicsでDLしてる文献が・・・

これもきっといつか見たのでしょうね、どこかで・・・

あー自分の記憶力残念。

気を取り直して勉強する。



ざっくり言うとSAPHOの若い子バージョンか。

10代の病気みたいだわ。


てことでこの診断はSAPHOでいいのかな。

最後のAnkylosing spondylitis 強直性脊椎炎はbanbooぽくないので除外しちゃおうそうしよう。




てことでドキドキしながら答え見たら



SAPHO キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!







この清涼感のために私は勉強しています。