おはようございます。


今朝は新幹線ホームも

とても混んでいます。

岡崎へお稽古に行ってまいります。

支部のみんなでお稽古会です。


私は東京在住ですので

普段お会いする方に舞台のご案内する時には

いつもご説明することになるのが


なんで名古屋支部なのか


ということです。


皆さまご存知かと思いますが

お能の世界は

男性社会です。

今でも翁など

楽屋までも女人禁制の演目もあります。


入門当初は

そんなことは考えもしていませんでした。

でも

お稽古が進むにつれ

お稽古にすすめられる演目も違いますし

なんとなく扱いが違うというか…。

金剛流は

男性の基準となる声の高さが

他の流儀より低い出し方ということもあり

普段から地謡(コーラス)が

男女混ざることはありません。

女地謡は

男地謡と

自ずと響きが違ったりします。


大師匠が職分という

プロの能楽師を養成する立場で

女流も多く育てていることもあり

名古屋支部に女流の能楽師を集めて

シテ(主役)、地謡(コーラス)とも

オール女流で演能することを

試みたところから今日に至ります。


私が能楽師になるに当たっては

自然と名古屋支部に修行に行くことと

なりました。