本日、(株)徳間書店、発行の「月刊エンタメ」という雑誌の取材を受けました。内容は、3月末発売号の「衆院選後の民主党」をテーマにした特集だそうで、私からは、現在の立場から「民主党を離党した理由」や「現在の民主党のダメな部分」などを話して欲しいということでした。私の他にも、愛媛の友近さんや東京の初鹿さんにもお話を聞かれるそうです。
編集者の方が、開口一番、会田誠展に行かれたのですね?と言われて、ビックリ。しっかり今朝アップした私のブログを見て下さったのです。会田誠展に行ったのは、実は土曜日です。その後の日曜日や月曜日の脱原発アクションや東日本大震災追悼行事について、ブログに順次アップしていかなければならないのを怠っていたのです。彼女も会田誠展に興味があるということで、ひとしきり会田誠展の話になりました。私は、3月10日の東京大空襲の悲惨で卑劣な歴史を、今年初めて誘いを受けて、3・10東京大空襲を忘れない対米集会に参加して聞いていましたので、会田誠の作品、紐育空爆之図の絵が頭から離れません。日本の確か零戦がニューヨークの街を低空飛行で8の字なのか無限大なのか、空爆している大作です。ただ、米軍による東京大空襲のときのように人々が逃げられない火の壁はありません。日本の零戦は高層ビルを攻撃しているだけでした。私は、様々な人の色々な思いを込められる作品だと思いました。そんな話に夢中になっていたら、編集者の
パートナーが、会田誠さんの映画の音楽を担当されて、その映画の印象が強くて会田誠さんに興味を持たれたそうです。その映画は、会田誠さんの灰色の山という作品を完成させる迄の映画だとか。その灰色の山とは、ネクタイをしたサラリーマン風の男性の死体でいくつもの山がてきているという作品です。自殺者が毎年3万人いる日本では、何万という死体の山の絵は、観念で理解していた現実をドーンと見せつけられたようでした。会田誠さんの作品は、中には問題作もあり、18歳未満立ち入り禁止のコーナーもあります。そに展示されている、犬シリーズの作品は、残虐性が強くて、このコーナーに入れたのでしょうが、私は、その作品に、私の郷里岡山県は笠岡市の日本画家、小野竹僑の掛軸を思わせる作風に見いってしまいました。美術と哲学1判断力批判批判という作品も好きです。小難しい哲学の文庫本の全てのページに落書きをした作品ですが、その落書きという発想が凄いと思います。ただ、文庫本は両面印刷のはず。裏側のページの落書きも見たい!です。
と、また、会田誠展の話ばかりになりましたが、会田誠展は、六本木ヒルズの森美術館で3月末迄の開催です。何と!3月23日と24日は六本木ヒルズはアートフェアをしており、深夜、無料で鑑賞出来るかもしれません。ちゃんと問い合わせてから見に行って下さい。そして、3月末発売の月刊エンタメも読んで下さいね。宜しくお願いします。