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岡山地方裁判所は、今年8月29日に、森宏之さんの過労死に対して、地方公務員災害補償基金が行った公務外の処分を取り消す判決を下しました。実に8年、当事務所秘書の森さんは小さな子ども3人を育てながら、夫が公務員として取り組んできた遺業の正当な評価を求めて戦ってきました。9月7日、たくさんの控訴しないことを求める要請書を携えて上京し、国会内でもさらに要請書に署名を求めながら、私も地方公務員災害補償基金に動向しました。
通常国会の閉会日でもありましたのが、全国過労死家族の会や東京過労死家族の会の会長さんや、過労死防止基本法制定実行委員会の委員長さんや支援する組織の方々の同行も得て、私の党の小沢一郎代表にも要請する時間もとれました。
地方公務員災害補償基金では、控訴するかしないかの判断基準や行程を詳しくは話しませんでしたが、法律では現場の判断が優先することを認め、岡山県公務員災害補償基金岡山県支部石井正弘支部長の意見を尊重すると言いながらも、一昨日控訴しました。
本当に残念であり、許せません。
地方公務員災害補償法は、被災者・遺族の救済が法の趣旨であり、長期に渡る被災者・遺族の精神的・経済的苦悩を誰よりも考慮すべきです。基金の、最初の判断ミスを押し通す姿勢はここで改めるべきです。
控訴しないことを求める要請書に署名頂いた皆様にお礼と今後の支援を心からお願いいたします。