8月15日に67回目の終戦記念日を迎えました。
私は、この日にも墓参りに行きました。私の父と嫁ぎ先の義父と、同じ墓地の中にあるため、私は、毎月それぞれ墓参りをしています。毎月墓参りしますから墓の回りに草がないほうですが、それでも1ヶ月たつと草が必ず生えてきています。雑草って強いな、といつも感心して草むしりしています。
私の父の墓の隣には、戦死した叔父の立派な墓があります。終戦の2週間前に、ビルマ、現在のミャンマーは、シッタン川で後ろから撃たれたそうです。
白い布を巻かれた箱の中には小石が二個だけ入って帰ってきたそうです。馬鹿にしている…と、姉である私の亡くなった叔母はそう思った、と言ってました。しかし最近になって、ミャンマーのシッタン川作戦の隊では、必死で戦死した仲間の形見にとシッタン川の小石を拾って持ち帰ったという話を伺いました。生き延びた仲間がどんな思いで小石を持ち帰ったかを思うと涙が出ます。
だからこそ、争いのない、平和な世界を願わない訳にはいきません。

しかし、そんな終戦記念日が領土問題に揺れました。
国会では、早速「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」の緊急総会が開かれました。外務省・防衛省・警察庁・海上保安庁の各役所から説明を受け、議連としての声明を出されたと聞きました。

新党大地真民主の鈴木宗男代表は、竹島問題について「北方領土の日」はあるが「竹島の日」が無いので早期の制定に向けて国会決議をする事と、「竹島返還に関する国会決議」をする事との声明を出しました。

竹島の件は政府も国際司法裁判所に提訴する方向と聞いております。実効支配しているのは韓国です。韓国には韓国の言い分もあるのでしょうから、正々堂々、同裁判所で主張してくれればと思います。

そして本日のニュースでは、尖閣に上陸した人々が強制送還される様です。海域では、陸の国境のようにはなかなかいきません。しかし、国際的なルールを守るべきです。
中国は隣国ですし、大国ですから、経済的にも文化的にも交流しなければなりません。ですが、いけないことは毅然として、いけない!と言うのが、本当の交流だと思います。
第2、第3の事件が起こらなければいいのですが、心配です。