事業仕分けの消費者庁版“公開質問会”

追い出し規正法案や地方相談業務について質問しました

 311日と12日の両日、民主党消費者問題特別委員会・議員政策研究会の公開質問会が開催され、私は初日に質問しました。今国会には国土交通省から、通称「追い出し規制法案」と呼ばれる法案が提出されています。この法案は、相次ぐ悪質な取り立てから不動産借主を守ることを目的としています。しかしその一方で、家賃滞納履歴など個人情報を扱うデータベース(DB)事業者の登録制が打ち出され、家賃を払いたくても払えない多重債務者の生活再建が難しくなる内容も含まれています。国土交通省には、このデータベースの運用について個人情報の取扱いに慎重を期すよう求めました。

 地方自治体の消費者相談窓口では、多重債務者に対する相談業務も行っていますが、相談員の給与など勤務条件が悪く必要な人材が確保できていません。そこで消費者庁には、消費者行政活性化基金などを使って処遇改善を図ることを求めました。公正取引委員会に対しては、独占禁止法についての消費者教育をするときは、カルテルの説明など消費者から距離のある事柄ではなく、お弁当の値引き販売など分かりやすい例を引用するように求めました。

 現在、消費者庁は消費者基本計画を策定していますが、総じて各省庁からの寄せ集め的な内容です。消費者問題に関しては、あくまで消費者庁主導で消費者保護を図っていくことが必要であると思います。


今週の国会―本会議、予算委、内閣委、ODA特委

 参議院では現在、予算審議の真っ最中ですが、私は今週8日、9日、11日、12日の4日間、予算委員会に出席しました。10日の本会議では財政や税制について質疑が行われ、9日の内閣委員会では9大臣から、内閣の重要政策や警察等に関して所信を聴取しました。また、10日のODA特別委員会では、長崎大学教授の山本太郎氏とソニー株式会社CSR部統括部長の冨田秀実氏を招いて参考人質疑が行われました。

来週19日に山口二郎教授の朝食懇談勉強会

 3回目の朝食懇談勉強会が、私の岡山操山高校の同級生である山口二郎・北海道大学教授を招いて、319日(金)の午前8時からルポール麹町(東京都千代田区)で行われます。テーマは「政権交代以後の半年-新たな課題にどう挑戦するか」です。まだお席がありますので、参加ご希望の方は下記の事務所までお問い合わせください。