姫井由美子

姫井由美子


(社)日本経営士会の織田公政先生から「これからの日本企業の経営のあり方」について、私達インターン生がお話を聞くことが出来ました。
今回の講演会は山田養蜂場を例に挙げ「ミツバチに学ぶ経営理念」をテーマに行われました。山田養蜂場の企業理念は、同社の創業の精神「ひとりの人の健康のために」から生まれたもので、①「自然との調和の姿」、②「自然と人間社会との調和に貢献」、③「自然の恵みを心身の健康に広く役立てる使命」これら三つが挙げられます。ミツバチは自然と人々と共に生き、自然の恵みをもたらし、人間の健康に貢献していますが、山田養蜂場はまさにそのミツバチの「勤勉、創造」に学びました。
企業にとって理念とは社会で存続していくうえで必要不可欠なものであり、松下幸之助氏は「経営者の志、理念と社会からの要請が一致したとき事業は成功する」と述べています。しかしいくら経営者が素晴らしい企業理念を持ったとしても、それを社員や組織そのものに浸透させることが出来なければ、事業は成功しません。実際に山田養蜂場では、毎日社員が上記の企業理念を復唱し、経営者だけでなく企業全体で理念の浸透を図っているそうです。
このような事から、近年食品偽造問題や賞味期限改ざん問題など企業の不祥事が多発している中でも、山田養蜂場は独自の企業理念を常に心に刻み、社会に貢献し続けています。今回講演会に参加し、ミツバチの社会性から企業の在るべき姿を学び、大変勉強になりました。(記 インターン生小杉雄二)