〜還暦からの独り言〜

〜還暦からの独り言〜

母の介護が終わり、父親との確執を乗り越え、自分だけの、自分のための人生を生きたいと願う日々の気付きを書いてみます。

今日は、とても嬉しい事があった。


月に2回の書道教室の日で、朝から出かけたのだが、月初めは競書誌というその月のお手本と、前回の成績表と優秀作品の写真が掲載されている本が渡される。


最近は自分の能力の限界付近まで来ていて、なかなか昇級しなくて、全く期待していなかった。


なのに、何と先月何ヶ月ぶりかで昇級したのに、今月もまた上がっていて、段になってしまった爆笑


しかもその階級でのトップ合格で作品が写真で掲載されていた。


更にさらに、1年ほど前に、協会の中で1番トップの先生が選ぶ『今月の優秀作品』に私の作品が選ばれた事があり、感想文と顔写真を事務局に送ってと言われて送った事を、すっかり忘れていたくらい遠い昔だったのに、今月号に私が書いた感想文と顔写真がしっかり掲載されていた。


今回昇段した作品の写真といい、一年前の顔写真と感想文といい、こんなに私の写真が載っている競書誌を見るのは初めてで、顔がさっきからニヤけている。デレデレ


凸凹な脳


ついこの前、自分がASDだと言うことがわかって、今までの人生を振り返ることが多くなった。

失敗ばかりの人生だったので、普段は過去はなるべく振り返らないようにしていた。


私は、ただの不注意人間のダメ人間じゃなくて、脳の構造が定型の人とは違っていて、出来ることと出来ないことが、凸凹になっているって事がわかった。


だから出来ないことは、出来ないのが私にとっては普通で、出来ることは定型の人より何倍も出来る。


その事が、還暦になって初めてわかった。


私の凸


小さい時から、褒められていた事を考えると、字が上手に書けると言う事だった。


仕事で自信をなくすと、無意識に、誰かに褒めてもらわないと私はダメになるって思っていて、15年くらい前にも、違う書道教室に通ったことがあった。

その時は、母の介護で通えなくなり、3年で辞めてしまった。


今の教室は、1年半くらい前に会社の先輩に誘われて、通う事になった。

その人は、とても怖い先輩だったが、私の字を見て、とても褒めてくれて、自分もやってるからやらない?と誘ってくれて、それからは怖い先輩には変わりはないけど、私の失敗もフォローしてくれる優しさも見せてくれて、私にとって頼りになる先輩になった。


教室には、先輩のお友達と3人で行く事が多く、先生もとても優しくて、わいわい楽しく書道に打ち込んでいる。


私にとっての凸凹の凸は、書道なんだと思う。

仕事は、かなりの努力をしないと人並みにこなせないし、人とのコミュニケーションでもかなりの疲労を感じるのに、書道に関しては、正直練習もあまりしていないけど、なぜか写真版に載ってしまう。


15年前に通っていた教室の時もそんな感じだった。私だけが写真版に掲載されて、いつもみんなに褒めてもらっていた。


だからって日々の生活では、それほど役には立たない。

そこが悔しいところだ。悲しい


生きる支え

それでも、人から褒めてもらえる事が一つでもある事は、こんな私の生きる支えになってくれたのは、確かだと思う。


学生の頃は、記憶力にも自信があって、努力もしたけど、成績はまあまあ良かったので、今より褒めてもらえる事は多かったけど、社会に出てからの私は、人から褒められる事が激減した。


プライドはズタズタだった。

両親の不仲で常に離婚するしない問題が、家庭の中を支配していたので、気の休まる暇もなかったし。

よくメンタル壊れなかったなぁと、それだけはありがたい。


私のプライド


発達障害の人は二次障害として、ストレスからうつ病やパニック障害を併発する事が多いそうだ。


良くも悪くも、私は諦めが良かったのかもしれない。


『しょうがない』ってすぐに思ってしまう。

出来ないんだからしょうがない。

間違えるんだからしょうがない。

じゃあどうすれば、間違えない?って考えてたと思う。

どうすれば、人と同じ速さで仕事できる?とか。


今考えると、とても神経が疲れるし、定型脳の人は、考えなくてもできる事が、私はたくさんの事を考えて必死になってやらないと出来ないわけだから、毎日疲れていた。


それでも、みんなと同じように普通にできるふりをするのが、私のプライドだった。

出来ないって、言えなかったし、言いたくなかった。


 カミングアウト

発達障害の動画を見てると、周りに自分は発達障害だから出来ないって言うと楽になると言ってる人がいた。


私だったら、言えない。

出来ないことで、迷惑かけるくらいなら、違う職場を探すべきだと思う。


努力して、何とか人並みにミスなく出来るなら、そこに居る資格があるんだと思う。


ミスをして余計な仕事を増やしてしまって、私はASDなので出来ないですと、普通の顔してそこに居られるほど心臓は強くない。

多少時間がかかっても、ミスはしないように心がけた。


どんな仕事もミスはしないに越した事がなくて、結局はなかなか自分の特性を活かせる事でお金を稼ぐのは、一部の人は出来ても、ほとんどの発達障害の人は、無理だと思う。


私も還暦を過ぎてもまだまだ働かなくてはならない。


これからも日々緊張しながら、失敗したら、その原因と対策を考えて、努力の日々は続く。


そんな中でも、自分には誇れるものがあると思える事で、この先の人生を無駄にせず生きられる気がする。真顔