いかがお過ごしでしょうか。

傾聴コーチの吉田有美です。

 

新人のころ、授業中に大声で

「わかりませーん!」と言われてびっくりしたことがある。

 

何度かこの「わかりません」を経験。

そのたびに赤面した。

 

授業で学生に

「わかりません」と言われて赤面したのは何故だろう?

 

私の教え方がわかりにくい。

説明がむずかしい。

つまり、学生からの「わかりません」を

自分への否定的なメッセージとして受け取っていたのだ。

 

ある日、スペイン人の教師と話していたら、

「日本人の学生はわからなくても何も言わない。

首をかしげたり、”うーん”と言うだけで意思表示をしないから授業がやりにくい」

と言っていた。

 

日本人ならそうかもしれないなあ。

 

そのスペイン人の教師からすると

「わからないとき、はっきり言わずに、

首をかしげる仕草はとても子供っぽい」ということだ。

 

「わかりません」はただ「理解できていない」という意思表示。

それ以上でもそれ以下の意味もない。

ましてや教師に対する否定の意図はないと知って気が楽になった。

 

「わかりません」と言われて

「(私の教え方が悪くて)ごめんなさい」

と焦ることはなかったのだ。

 

 

 

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