中級の学習者から敬語についてこんな話がありました。

「仕事のときは英語を話しています。

だから、会社で敬語を使って話す練習は要りません。

前の先生に『敬語は大事だから覚えて』と言われて何回も練習したんですが、

覚えられませんでした。

JLPTのために勉強したけど難しかった!そしてもう忘れました・・・」

 

この学習者は敬語にずいぶんネガティブな印象を持っていました。

 

「ニガテ・要らない・むずかしい」

 

敬語が使えると印象も良くなるし、得することも多いのです。

敬語を効果的に学習してもらうには、初級段階で「ニガテ・要らない・むずかしい」と感じさせないことが大事です。

 

プライベートレッスンにおいて大事なのは学習者にとってちょうどよい刺激があること。

(i+1ですね!)

一時的にがんばっても、難しすぎると学習者は挫折してしまいます。

 

「難しい」ところはゆるやかにシンプルにしましょう。

 

何でもそうですが、

上達するにはある程度時間がかかるもの。

それには上達を感じて継続できるステップを組むことですね。

 

 

過去に使っていた教科書「げんき19課」

学習者が海外出張帰りの上司を空港に迎えに行く場面。

上司を迎えに行った後、レストランで食事に付き合い、遅い時間に上司を自宅に送り届ける。

(ありえないね!)

 

「みんなの日本語」50課の練習C 上司との会話

レストランで上司との食事の場面で、

「ベトナム料理を召し上がったことがありますか」

 

 

これは言う機会もそんなにあるかな?

ここまで目指さないくていいと思う。

 

(この2つの教科書、改定されていたらすみません!)

 

ただでさえ、

「敬語、むずかしい!」

「リスペクトしてない人にも使うの?」

「興味がないから敬語は早くおわりたい」

っていう学習者も多いのではないでしょうか。

 

特に敬語を必要としていない人にとって初級教科書の敬語はむずかしすぎる。

なので、

あえてちゃんと使わないようにしていました。

 

 

【プライベートレッスでの敬語の教え方】

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敬語、これだけで印象がぐっと良くなる

 

 

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