30代まだまだ、もがいているのが普通
20代のころの間違った3つの思い込み
「ふつうに働ければいい」
ふつうにってどういうこと?
就職活動のとき、
ふつうに就職して働いていれば
30代は落ち着いて安定しているんじゃない?
と思ってた。
実家は自営業。
勤め人の生活を知らなかった。
「どんな仕事に興味がある」
「どんなことに向いているのか」
もちろん、
そのときは考えたつもりなんだけど。
「自分にできそうなこと」
そもそも、
仕事を選ぶ基準がこれだった。
今の自分にできそうなこと。
そのなかから、仕事を選んでいたんだ。
だから、
仕事はやらないといけない義務でしかない。
「働く=生活のため」
「シゴト=がまん」
サザエさん症候群。
「私は仕事ができない」
おまけに、
私は事務作業が遅くてケアレスミスが多い。
それでこう思い込んだ。
「私は仕事ができないヒト」
今思うと、
営業成績は悪くなかった。
お客様からの評判もまあまあ。
なのに、
当時はネガティブだった。
営業事務はマルチタスクが必須。
その仕事に向いてないってことなんだ。
専門職でやり甲斐のある仕事がしたい
そんな私が日本語教師になろうと決めたのは
初めて「自分の仕事」というものを考えた末、
こう思ったからだ。
専門職でやり甲斐のある仕事をしたい。
近所の英会話教室に通っていたときのこと。
英語の上達はさておき、
いろんな講師と話すのが純粋に楽しかった。
「言葉を教えるのはおもしろそう」
「そう言えば、学生のとき英語より国語、得意だった」
前職で会社員の働き方が合わなかったことも後押しした。
32歳で日本語教師の養成講座に通い始める。
教育実習を乗り越え、
日本語教育能力検定に合格。
これからは日本語の教師としてやっていく。
専門職の道が見つかった!
最初は希望にあふれていた。
しかし、暗雲が私を襲う。
日本語教師の仕事の応募条件。
「四大卒以上」
私、短大卒なんですよね。。。
日本語学校での修行時代
幸いなことに、
通っていた養成講座が経営する日本語学校に雇ってもらえた。
33歳だった。
グループレッスンだと聞いていたけど、
進学クラスの担任になっちゃった!
文句は言えない。
経験も学歴もないのだから。
この頃、大卒の資格が欲しい。
通信の大学に編入したが、
あっという間に挫折した。
授業と両立できなくて(涙)
それでも必死に
クラス授業と担任業務をこなす日々。
授業準備、
授業、
学生カウンセリング、
課外授業、
進学指導?
キャパオーバーですよ。
担任になって「センセー!」と慕われることは嬉しかったけど・・・
担任業務は私にとっては負担が重すぎ。
特に1年目は週末ゆっくり休んだ記憶がない。
決まったカリキュラムに従う違和感。
生活指導も超苦手。
日本語学校のクラス授業は自分に合わない。
こじんまりとマイペースにやりたかった。
修行の2年半がすぎたころ、
社会人向けの学校に移った。
講座ジプシーへの道
希望通り柔軟にレッスンができる学校だった。
レッスンの進め方も柔軟でスケジュールも選べる。
しかし、
ここでも試練が襲う。
それは学生からのクレーム。
「覚えることが多すぎる」
「前の先生のほうがよかった」
留学生とは違うんだな。
直説法に慣れていて、
英語でのやりとりに冷や汗。
次々とやってくるレッスン依頼。
ビジネス、試験対策、生教材・・・
くるもの拒まず引き受ける。
ちゃんとできる?
不安。。。
眠りが浅い。
ストレス。。。
新規レッスンが不安で、
正月の帰省にも教科書持参。
最初のころのクレームが忘れられない。
新しい学習者とのレッスンでは常に緊張。
白髪が出てきた。
家は散らかって荒れる。
週末は媒介語講座、
漢字の教え方、
試験対策の仕方、
中上級の会話、
生教材の使い方、
などなど、
教え方の勉強会へ。
まだまだ知らないことだらけ。
必死だったな。
知識とスキルが欲しかった。
どんなレッスン依頼がきても期待に応えたかった。
早く何でも楽に教えられるようになりたかった。
「自信がほしい」
その一心で参加したのがOPIのワークショップ。
このとき39歳。
日本語教師7,8年目。
まだまだ楽じゃなかったです。
学んだことも多いけど、
講座ジプシーだとキリないです。
(OP Iは高いけどよかった!)
30代の自分に強く言いたいこと
30代で落ち着いてるっていうのはもっと昔の話。
まだまだ、もがいているのがフツウ。
できないことを補強するのは“ある程度“でいい。
自分がこれだ!と思ったものを伸ばしたほうが自信もつくし、道は見つかりやすい。
50代になった今は逆に30代の人から学ぶことが多いです^^
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