「何回、注意しても間違いが直らない」
「この前も言ったのに、聞いてなかったのかな⁇」
お悩み、またはイラッときてる先生はいませんか。
仕事とはいえ、「間違い」を指摘するのは、
少ないほうがいいものですね。
指摘するとき、こう思うと少し気が楽になるかもしれません。
「一度で直ることはありえない」
人はできあがった習慣や思い込みを変えにくいもの。
例えば、お箸の持ち方。
子供は親からの1度の注意で直せるでしょうか。
何度も同じことを注意されなかったでしょうか。
私は祖母に鬼のように言われてやっとなおりました(泣)
あと、私の場合は「猫背」です。
自分でも気をつけているんですけどね。
でも、ガラスに映る自分を見てハッとします。
「なんか、背中を丸めたおばさんが…え?!自分!?」
定着してしまった間違いが一度の指摘で直ることは「ほぼ奇跡」
人は何回も同じことを言いたくないものです。
「何回も同じこと、言わせないでー!」
と感じるのがフツウですよね。
ですので、私たち教師は、
しっかり理解してもらおうとして、
詳しく説明していると思います。
その丁寧な説明が意外と効果を生みません。
なぜなら、先生が丁寧に説明すればするほど、
学習者は受け身になるからです。
教師「ーーーーーだからーーーーーはまちがいですよ。〇〇(正しい答え)です」
教師はちゃんと説明しているのですが、
学習者は「ハイハイ」とスルーしていることが多いのです。
私も覚えがありますよ。
先生の言うことだけでなく、親や上司の話が長くなると、
受け身でスルーしてしまいます。
そんなとき教師のすることは2つです。
1つはこれを思い出すこと
「すぐ直らないのが普通」
「一度の指摘で直るのは奇跡!」
2つ目は、
どうしたら間違えなくなるかは、学習者に考えてもらうこと
「どうすれば、〇〇がマスターできると思いますか?」
学習者からアイディアが出たら、
ひとまずそれを採用してください。
次に会ったとき、また確かめてみてください。
コーチングは継続して定期的に話をします。
できていたら、それを学習者に伝えましょう!