コーチングって・・・実際どういうものなんですかね?
という、お問合せに答えてざっくりご紹介します!
「教えるのが上手い先生はたくさんいるんですよ。でも・・・私を上達させてくれる先生を見つけるのが難しいんですよ!!」(上級の学習者)
まさにコーチングの出番。
レベルが上がるほど「教えるスキル」より「コーチング」が有効です。
コーチングとは・・・
相手の「なりたい自分」「やってみたいこと」を支援するコミュニケーションスキルのこと。
コーチングで実際することは学習者の話を聴き、質問やフィードバックといった対話です。
対話の内容は、ざっくり言うとこんな感じ。
・学習者の「将来のなりたい自分」「今の課題」「大事にしたいこと」を共有する。
・学習者に目標の実現・課題の達成のためのアイディアや行動を話してもらうこと。
・学習者の行動・ペース・内容・方法について話してもらうこと。
サポートするためにコーチングには対話の具体的なスキルがあります。
・傾聴のスキル
・承認のスキル
・質問のスキル
・フィードバックのスキル
・リクエストのスキル
これらは「スキル」というからには学んで練習すれば、ある程度できるようになります。
学習者が教師との対話によって勇気づけられる。
怠け心を克服するという効果もあります。
人はそもそも誰かの指示でやらされるのはイヤなもの。
「やらされ感」でやっていることは気が向かない。
それより、自分で気づいたことの方がやる気になります。
ただ、自分一人では視野が狭くなりがちで、自分に合った目標や方法に気づいて、継続するのは案外むずかしいのです。
それに、「やったほうがいいってわかっちゃいるけど続かない」ことも多いでしょう。
ここに人間関係があるとあきらめにくくなります。
信頼できる人との対話が良い刺激となるのです。
「次はこれにトライしよう!」
「こんなやり方でやってみようかな」
と話したことは「約束」のように感じられ、継続しやすくなります。
自分で決めた方法がうまくいくとそれが習慣化します。
学習者が自ら勉強して上達して喜んでいる状態。
私たち教師は横で伴走しながらサポートする役割です。
さきほど紹介した5つのスキルのなかで、傾聴のスキル(話を聴くスキル)から習得するのがおすすめです。