最近、「自分の母親が、コーチングの知識をもっていたらなぁ…」と思わずにはいられません。
先週の『教える+コーチング講座』のときのことです。
「うちの子のことが腑に落ちました!!」というコメントを頂きました。
私自身は子育てをしたことがないです。
講座の内容も「教師」と「学習者」のコミュニケーションのお話です。
でも、不思議なことに毎回このようなコメントをいただきます。
「うちでの子供との会話について考えさせられた」
または
「講座で学んだことを使ってみたら、子供がたくさん話すようになった」
という嬉しいお声も。
私は自分の母と全くタイプが違います。
ですから、母にとって私は「自分の子なのに理解できない存在」だったみたいです。
子供のくせに「近所の子供と遊ぶのはめんどくさい」
「遠足や修学旅行は疲れるから、行きたくない」とか言っていました。
今、振り返っても子供らしくない、可愛くないって思います。
私はただとても内向的なだけだったのです。
そんな私が教師とコーチという仕事を選んだのは、大変な挑戦でした。
何しろ、いろいろな人を相手にするというのは「内向的な人間」にとって恐ろしいほど消耗することです。
でも、自分の仕事に対する興味・関心と「やってみたい気持ち」が内向性を上回ったのです。
それに、コーチングに出会いました。
自分を知り、素敵な人たちに出会ううちに「やっと人間になった」という気がします。
20代~40代にかけて、ものすごく遠回りしました。
だからこそ、コーチング的なコミュニケーションを広めたいんですよね。
コーチング的とは「信頼関係を軸にしたお互いを活かし会うコミュニケーション」のことです。
先ほど「母がコーチングを知っていたら・・・」と言いましたよね。
でも今さら、しょーがないし、恨んでいるわけでもないです。
だって、母の時代にはそんなものは、なかったのですから!!