「今年中に終わらないだろうなー」
個人レッスンで、ある本を読み始めた学習者Mさんに対して思っていました。
「これ、読みたいけど、一人ではくじけそうだから…」
とMさんが持ってきたエッセイ。
語彙リストを作り、漢字の読み方と単語に簡単な英訳をつけた。
それでも、1コマで1ページを読むのが精一杯。
私は心配になった。
「このペースでは1年じゃ終わらないよ。」
「一冊じゃなくて、一章だけ読むのはどうだろう?」
それから3ヶ月後…
Mさんはレベルアップ していた。
語彙リストなしで、読めるようになっていた。
1コマ(50分)の間に10ページも進む。
読んだ内容も自分の言葉で説明できている。
「同じ漢字が何度も出てくるから覚えられるし、読むのも慣れてきました。」
と嬉しそう!
自分の力で確実に上達している。
最初の頃、私が心配していたのは何だったのだろう?
教師としてコーチとして、「大丈夫かな?」「できるのかな?」と自分が勝手に不安になっていたことに気付かされた。
無理な挑戦をして挫折してほしくない・・・教師が先回りをして余計な心配をすると、ときとして学習者の成長を止めてしまう。
学習者がやりたいことに寄り添い、その成長する力を信じてサポートする。
特にプライベートレッスンでは、この姿勢が大切なんですね。
コミュニケーションのコツ、先生と学習者の対人関係のヒントが週1ぐらいで届きます。
コーチングって何? スキルアップしたい! という方に是非!