これが自分の強みだなんて、がっかり。

それは2009年のこと。

ストレングスファインダー(strength finder)という心理テストに興味を持った。

占いみたいなものではなく、データに基づく客観的なものだというのが気に入った。

 

「さあ、才能に目覚めよう」という本を買い、アクセスコードを手に入れる。

(¥1700ほど。これを買うとwebのテストにアクセスできる)

そこで、出てきた私の強みトップ5は・・・

 

「慎重さ」・・・まじめ。計画を立てる。友人を慎重に選ぶ。

「内省」・・・考えることが好き。独りの時間を楽しむ。

「収集心」・・・知りたがり屋。情報、言葉、事実などを集める。

「調和性」・・・周囲の人と共通点を見いだす。衝突を避ける。人に合わせる。

「個別化」・・・人が持つ独自性に惹かれる。個性の違いに注目し、強みを観察する。

 

これらが自分の「強み」なんて思えなかった。

 

まじめだけど、独りがすきで知りたがり屋。

人に合わせてばかりいる。

 

悲しい・・・これってむしろ「弱み」じゃないの?!

我ながら、つまんないヒトだなーと感じてがっかりした。

でも、最後の「個別化」だけは気に入っていた。

私がマンツーマンでじっくり人と対話する仕事をしたいと思っていたから。

 

それから7年後、このストレングスファインダーを、またやってみた。

すると、嬉しい変化が現れていた。

 

「内省」、と「慎重さ」「個別化」は同じだけど、残りの2つは変化していた。

「調和性」(同じところ探し) → 「共感性」(違いを受け入れる)

「収集心」(知識をただ集める) → 「学習欲」(新しい能力を備える)

 

「学習欲」は、知らない状態から能力を備えた状態になることで活気づく気質。

「共感性」人それぞれの感情、ものの見方を理解し受け入れる。人の感情を言葉にする助けになる。

 

これはコーチングをしている成果と言える。

基本的な資質は変わっていないけど、前のように嘆いたりしない。

 

「これってホントに私のことだ」っていう納得感がある。

独りで考える時間は自分にとって大切だし、慎重さも自分らしい資質。

 

「個別化」と「共感性」はコーチになくてはならない資質だから、とても嬉しい。