先日、

 

撮り溜めていたテレビ番組の中から、

 

「安藤忠雄78歳 青春を生きる」

という特別番組を見た。

 

安藤忠雄さんは、

大好きな、

大好きな大好きな、

 

尊敬してやまない建築家で、

 

見た目は軽快な関西弁をしゃべるおもろいおっちゃん。

 

でも、その手が生み出す建築作品は

 

差し込んだ太陽の光で十字架が生まれる「光の教会」や、

 

 

地上にほとんど姿を現さない「地中美術館」など、

 

 

しびれるほどかっこいい。

 

驚くことに、

安藤氏は、

 

病気で臓器を5つ失くしている。

 

「いや、なくても生きていけるもんよ」

 

と笑う安藤氏の、

 

「ちゃんと生きる」パワー、

「ちゃんと死をみる」目。

 

命に従って生きるってこういうことなんだ、

と、自分がちっちゃいちっちゃい、しょーもなく思えてしまう。

 

 

番組中、安藤氏は

 

「損はいっぱいした方がいい。

 得はみんなものすごい見てるよ。でも、損は誰も見てへんよ。

 たくさんの損があって得がある。それでプラマイ0」

 

というようなことを話しておられた。

 

「損得勘定」って言葉は、

なんとなくネガティブな意味で使われることが多いけど、

 

本当の損得勘定って、

 

損して、損した分得もして、

得したら損もして、

 

それでちゃんとプラスマイナスゼロ、

 

そういう勘定のことなんだなと、

あらためて思いました。

 

なかなかそんな風にまだまだ思えず、

 

「ああ、損してる」

と、ぶーたれてばっかりの私ですが、

 

 

大好きな椎名林檎さんの「ジユーダム」という歌の中に、

 

「敵か味方か勝ちか負けかを決めた瞬間 急に世界が暗く狭まっていくの見ていたでしょ。

 さあ、還ろう自由へと」

 

いう言葉がありますが、

 

そうか、

そうだなあ。

 

自由って、

掴むものじゃなくて、

 

還るところなんだ。

 

と、

 

やっぱりまた泣きそうになります。

 

 

さあ。

ぐずぐず言ってずに、

 

ちゃんと正直に

自由へ還ろう。

 

と思う午後なのでありました。

 

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