ちいさいころ、

 

ムーミンって

ずっと、

カバだと思ってた。

 

そして、

 

ムーミンのアニメが

テレビで始まると、

 

大好きだから絶対に見るのですが、

 

なぜか毎回、

 

すごく寂しい気持ちになったものです。

 

岸田今日子さんが演じるムーミンの声も、

寂しさであふれていて、

ちょっと怖かったりもして、

 

でも、

不思議とその世界観が大好きでした。

 

 

 

昨日、

夕方テレビを見ていたら、

 

ムーミンの作者であるトーベ・ヤンソンさんがレストランに描いた

壁画が紹介されていて、

 

そこに

トーベがずっと愛していたという劇作家の女性の姿も

描かれていた。

 

 

なんとなくそのときに、

 

ムーミンから醸し出る寂しさの意味が

少しだけわかったような気がしました。

 

 

当時、

同性愛は法律で禁止されていて、

 

どうしても

動かすことが出来ない、

人が決めた「壁」と

 

どうしても

動かすことが出来ない

自分自身の「心」との間で、

 

途方も無い寂しさを

抱えながら

 

作品を生み出していたのかなあ、、と。

 

 

「ねえ、ムーミン、こっちむいて」

 

の歌が始まると、

 

なんとなく胸がぎゅっとするのですが、

 

それでもテレビの前に座って、

ずっと見てしまう。

 

実は

自分の家の庭にも、

 

にょろにょろはいるんじゃないか、

と、

 

ふと後ろを振り返ってみたりしながら

 

心地よいざわざわと一緒に

過ごした時間を思い出す今日なのでありました。

 

 

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