本物の愛～二心なき～

本物の愛とは。

自分のものにならなくとも、
自分の元に来なくとも、
自分を愛してくれなくとも、

それでも、
その者の最善を心から願い、
その者の幸せを願い続け、

何処にいようとも、誰といようとも、
いつも気にかけ、遠くで見守ってあげること。

自分のものにならなくとも、
自分の元に来なくとも、
自分を愛してくれなくとも、

それでも、
最初に愛したまま、
愛することをやめたりしない。

自分が欲しいと思う心は、
それは愛とは呼べない。

ただの欲望そのものである。

私は最近、ある一人の人に出会いました。

二心のない方でした。

そうして私は、その方に惹かれて行きました。
最後に会った時、思うように話すことが出来ませんでした。

また会いたいと思い、主に願いました。

しかし、主は言われたのです。
「役目はもう終わった」と。

それで悟りました。

私には、二心があり、だから、全てを疑いの目で見て。
そういうのは、二心のある人で、その歩む道のすべてに安定を欠いた人です。(ヤコブ1:8)

幼子のような心の持ち主は、人に見せかけるようにしたりしない、
人に媚を売ったり、疑ったりしない。

その前に、そう思う考えすら浮かぶことはない。
何故なら、二心はないから。

その方は、誰も見ていないのに、ただひたすら働いていました。
一生懸命に、働いていました。

きっと、幼子のようであるが故に、投げ出すとか、辞めるとか、
そういう思いさえも、純粋に浮かばないのでしょう。

接していて、とても、愛おしく思う人でした。
純粋で真っ直ぐな人である人は、こうして、
人に潤いを与えてくれるのだと、私は知りました。

こうして、また会いたいと、思ってもらえるのだと、
私は知りました。

二心のない子どものような人は、純粋にかわいがってもらえるし、
素直であるが故に、周りから愛してもらえるのです。

私のように、見せかけの優しさや、見せかけの真剣さ、
見せかけの謙遜や、見せかけの愛は、
偽物であるが故に、決して人の心には届かないし、好かれるどころか、嫌われて行くし、
また会いたいと思ってもらうどころか、その前に苦味を残して去ることになるのです。

それを、この出会いを通して学びました。

異邦人から学ぶことは、たっぷりありました。
それも傲慢でした。

その方に、私はまた会いたいと思って、
こうして潤いと幸福、そして良いものを残してくれました。

これが答えなのでしょう。

心真っ直ぐな人、
二心のない人、
子どものように純粋な人、
人に媚びたりしない人は、

与えられた仕事は、ただただ黙々とひたすら力を尽くす。
手を抜くという考えすら、ないのです。

そういう人は、どこ行っても、潤いを残して行くことになると。

この方との出会いは、主が私にそれを気付かせるためであったのです。
それを悟らせて下さって、それで、その方の役目は終わったのです。

そしてその中でも、自分お欲望と戦う中で、
本物の愛とは、
手に入らなくても、私の元に来なくても、私を愛してくれなくても、
最初と変わらずに、気にかけ、その人の最善を願い続け、その人は自分以外の人と幸せになっても、それでも愛することをやめないということも気付きました。

だから私は、その人の一番の幸せである「人生のどこかで、イエス様が出会ってくださる」ようにと、心から祈りました。

正直、今でも別れはとても寂しいけれど、愛おしくかわいそうなその人が、この先の人生、
いつまでも幸せであるように、心から祈ります。

いつか天国で会える日を夢見て…

まだ、名前も知らなかったし、顔を合わせられたのはたったの一度であったけれど、
最後に、本当に最後に、会えたこと、ほんの数分でも、目を見て声を交わせたことが出来ました。
あの時、もっと早く、自分のプライドや恥じらいなんか捨てて、会っていれば良かったと、今思うと、とてもとても後悔しているのは、隠せません。
その中でも、主のお心遣い、御計らいに、感謝致します。
一生懸命、毎日毎日、遠い所から通って、頑張ってくれて、本当にありがとうございました。
もしも、あなたを心から愛する神様が、あなたを救うための道具として、私を用いて下さったのならば、これ以上に幸せなことはありません。
いつか主が、知らせて下さるでしょう。

あなたの夢を聞きました。
その胸に描いたその夢が、いつの日か、大きく咲くことができるように、私は切に祈りました。
そしてあなたのご家族が、共に幸せになれるように、共にイエス様に出会えるように、
私は祈りました。

あなたが私の所に来てくれたこと、私たちに幸福を運んでくれたこと、
本当に本当に感謝しています。

そして、あなたを遣わして下さった主に、心からの賛美と感謝をお捧致します。

ありがとう。
愛しています。

本音を言うのが許されるのならば、

もしも出来るのならば、

もう一度だけ、

あと一度で構わないから、

あなたに会いたいです...

その時は、

醜い私のままでも、

汚い私のままでも、

真っ直ぐにあなたに会いに行きます...

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