私は、今まで、嘘をついて生きて来ました。
何処までも何処までも嘘をつき、また嘘をつき続けて生きて来ました。
それは、主に出会ってからも変わりませんでした。
偽りを語ることは、罪を犯すこと、
主の教えに反することで、主が最も忌み嫌われること。
それを知りつつも、やめることが出来ませんでした。
家族に対して、友に対して、そして、大事な姉妹に対して。
会社に対して、同僚に対して、
時に、自分自身に対して。
騙して騙して、罰せられてもおかしくない程に、
私は偽って来ました。
骨の髄まで、嘘偽りでした。
もう嘘をつくのはやめにしようと心に誓っても、
その誓いはいとも簡単に裏切りました。
その理由は、醜いプライドや見栄からでした。
自分が弱く脆くろくでもない人間だと思われることへの恐れからでした。
故に、私は、偽り続けました。
そんな惨めな自分の姿を知った時は、
馬鹿が付く位正直者になりたいと願ったものでした。
だけど、今回、私は、気付いたのです。
やっと、気付いたのです。
自分が今までして来たことの罪の重さを知り、
自分にとっては大した嘘でもないと感じていたことで、
知らずうちにどれだけの人に傷を与えていたか。
どれだけ多くの組織に損害を与えて来たことか。
赦されれば良いのだと、ばれなければ良いのだと、
正直、そう思っていたのと同じ態度でした。
そして私は、その罪の重大さを遂に、目の当たりにしてしまいました。
その時、愚かな私は、本当に愚かな私は、
結局、自分の利益しか考えておらず、
それが明るみにでないように、赦して下さい、守って下さい、
そんな理不尽極まりない祈りを神様に捧げていました。
せっかく手に出来た祝福を受けたいのに、
自分の嘘をついた罪のせいで、
それを手放さざるを得ない状況になったのです。
その祝福を受けたところで、その嘘がばれてしまうことへの恐怖、
だけれど、どうしてもこの祝福は欲しい…
どうしようもない…
惨めにも、真実に正しいことを見出せず、
色んな理由を自分に言い聞かせようとしました。
そうして、苦しさに限界を感じ、3人の姉妹に、
とりなしの祈りをお願いしました。
そしたら、彼女たちは、快く私を心配し、
快く祈るよ、と言ってくれたのです。
私は…姉妹たちに…どれだけ救われたことでしょう…
そして私は、神様に、へりくだって、祈りました。
やっと…やっと…分かったんです。
自分が、間違っていたことを。
自分が、どれだけ愚かなことをしたかということを。
自分が、どれだけ多く赦されていたかということを。
以前この3人の姉妹にも、私は、平気で嘘をつきました。
約束を破り、しかし、その約束を破る理由を、
まるで自分が悪くないような言い訳をして、彼女たちを騙したんです。
なのに、彼女たちは、私のこの馬鹿で愚かで汚れた嘘を信じて、
私を赦してくれたんです。
それどころか、こうして、とりなしの祈りもしてくれたんです。
それでやっと、目が覚めました。
主に、謝罪をしました。
「私が間違っていました。偽りを語るということは、人を騙すということ。
そんな愚かな罪を私は犯し続けました…
本当に…本当に…会社にも、姉妹たちにも、本当に…」
そして、自分で蒔いた種をきちんと刈り取って、
罪を償おうと、そう思い、
「会社に、正直に話して、心から謝罪をして、辞退します…。
もう二度と、嘘をつくことをやめます…
偽りを語りそうになった時は、ぐっと口をつぼみます…
どうか…どうか…真実を語れる勇気と力を私に下さい…
どうか…どうか…」
そうして、本当に心から自分の罪を悔い、
書類を全て整えて、静かに床につきました。
明日起きたら、会社に電話しよう…
正直に話すことへの怖さが実はあったけど、
正直に話そうと心に決めたのです。
それが、一番良いと思いました。
神様に、悔い改めることはせず、この罪を見逃して下さい、
この罪に目を瞑って下さいと願い祈る私は、本当に罪人の姿そのものでした。
汚れた罪人の頭そのものでした。
そんな私を赦し、情けをかけて下さり、変われる機会を与えて下さった神様に、
私は誓いました。そして、決めました。
これ程までに多くを赦して頂けたから、私も多くの人を赦して生きて行こうと。
そして、もう、嘘をつかずに生きて行こうと。
そして、インターネットで心から水曜礼拝をお捧げしました。
そしてまた、誓いました。
今までは、仕事を与えて頂くため、自分が幸せになるため、
家族が繁栄するため、お金持ちになるため、
良い生き方をするために、神様に願い祈って来たけれど、
でもこれからは、
この日本に、そして全世界に、キリストを伝え広めるために、
主を信じ、生きて行こうと。
主をお運びするロバになって、
福音を宣べ伝えるためにふさわしい姿へと変われるように、
生きて行こうと。
それが私のイエス様を信じる目的であり、
私が存在する理由であると、
これ以上でもこれ以下でもない。
自分の欲や罪のせいで、
曖昧にぶれていた真実なる目的を、
私は確率して生きて行きます。
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