たとえ誰かを憎もうとも。 | 『透明』

『透明』

透明で在りたい。
どこまでも…
どこまでも…

透明で
ありたい。

私、今日、
泣きながら。



たとえもしも、
最大なる悪を犯したとしてもね、



私、
それでもいい、って思う事にしたの。





たとえどんなに酷く残酷な悪を行ってしまったとしても、




私、もう、
私を責めるのをやめにしたんだ。




そう、
私が、世界一の悪党であったとしても。





それでいい、って、
思う事にした。






怒っても、
妬んでも、

その全て。







もう、
絶対に責めない。








そうしたらね、
不思議なんだよ。






心が何か、
軽くなったの。





今の私に一番必要だった水を飲んだように。






肩がね、
軽くなった。





不思議でしょ。







人に対して、
酷い思いや、
醜い感情を抱いたとしても、




特別扱いされたい、
認められたい、
一番でいたい、自分だけ褒められたい、
優越感を感じていたい、




自分より出来る人がいたらどうしよう、
自分より劣る人がいなかったらどうしよう、





そんな風に思っても、
それでも、
それでも、



私はもう、




「それでいい」



って思うよ。




否定も拒否も卑下もしない。
責めもしない。





この考えが間違っていたとしても、
それさえも、
もう責めない、否定しないよ。















その時初めて…
私は今の私と…





仲直りが出来た気がした。