BisbeeのPussy Cat Gelatoにてオーナーが「一緒に撮ろう」ってことでパシャリ
 
 アリゾナとメキシコの国境に近い場所にあるBisbee(ビズビー)に行った時の写真が出てきたので、今日はここであったお話をします。
 
 2016年11月第1週に、日本からAincient Memory Oil クリエイターのゆきこさんがやってきました。 彼女の作品はこちらでーす
 
 セドナとアンテロープキャニオンがメインの旅だったので、北を中心に5日間ほど旅行した後、さて次の日はどこをご案内しようかとトッドと話をしてました。
 
 本当は南に来る予定はなかったのですが、折角来たんだし素晴らしい古き良きアメリカの残るBisbeeにお連れしたい!ということで、この町にやってきました。
因みに、ここは私の大好きなアリゾナの町第1位です。(恐らく前世でここに住んでたことがあるんじゃないかなー)1800年代後半に鉱山として栄えた町には、とても素敵な建築物も残っており、この町のホテルにはジョン・ウェインなど名立たる歴代のセレブも宿泊したりした場所でもあります。
 
 さて、ここで久しぶりに来た街とはいえ、前の年にも来てました。そこで、町に少し変化があったことに気が付いた私は、一つの新しいショップが気になってました。
その名も"Pussy Cat Gelato"。ジェラートのお店でした。
 
 この店舗は以前、長い間アンティークのお店だったのですが、これがすっかり変わってジェラートのお店に。しかも出来たばかりの様子。
 
美味しいジェラートが食べたかったので、帰り際にちょっと立ち寄ることにしました。
 
 
 ドアを開けて中にはいると、店内でサービスをしていたのは素敵な装いの女性とお洒落な黒人男性。(正直、まるでどこかのジュエリーショップかプレタポルテのお店にいそうな2人でした) ちょっとエスプリの利いた、アメリカ人ぽくない紳士でした。 店内の雰囲気も、何だかアメリカらしくなくて、フランス映画のポスターなど(中には日本語のポスターまで!)が幾つかあり、ちょっと不思議。そしてジェラートのディスプレイもとても素敵で、その中に居るだけで何だか楽しくなってきました。
 
(何だか面白いぞこのジェラート屋さん!)
 
 彼が私に気が付くと、ささっと私の処へ来てくださり「さて何かテイスティングしてみない? ここのジェラートはこのショップで作られているホームメイドだから!」とヨーロッパかイギリス訛りのアクセントのある英語に、私のアンテナがピーンニヤニヤ
 
ここのジェラートはアメリカンじゃないかもしれないぞー。美味しそうな予感酔っ払い
 
「とても美味しそうだから迷っちゃうなぁ」と言うと、
「はじからはじまで試食して構わないよ!どれも美味しいんだから」と陽気に喋って下さる。
それに甘えて食べたのが、ダークチョコレートとラズベリーのジェラート。
 
 彼から頂いた試食用のスプーンを口に入れると、これがまた繊細なチョコレートのアロマと舌の上に広がる優しく甘い食感がたまらない!
ベルギーで食べたチョコレートの感じに似ていて非常に美味しい!!
アメリカであんなに美味しいジェラートは初めてでした。
 
 観光と長距離ドライブで結構体が疲れていたはずなのに、この久しぶりにヒットした冷たい宝石は私の体を癒してくれるのなんのアップ
当然そうなると、美味しいジェラートを作った方へ作品の称賛嵐です。
そこからお洒落紳士との楽しい会話が始り、どうしてここに来たのか、何故ビズビーにお店を出したのか、どこ出身なのかと色々な質問が私の口から出てくる出てくるちゅー
するとこの紳士が、
 
  • フランス出身で、(だからねー♪)
  • アメリカに渡り経営コンサルタントとして20数年活躍し、
  • その後コンサルタントを退いて、次に何をしようかと考えていた所
  • ビズビーに遊びに来たとのこと。
  • そして、Bisbeeに来た時に、芸術的な街並みにジェラートのお店が一つもない事に気が付き、この町に住む人にジェラート屋がないかと聞いたら、ないと答えが返ってきたそうな。
で、その時に頭に浮かんだのが、
 
そして、ここは結構知る人ぞ知る観光スポット
(芸術が好きな人やゲイの人達は結構知っているのよねー)
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ジェラート屋があったら面白いぞ
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じゃ、やってみよう
 
これまでのプロセスにかかった時間15秒滝汗
 
恐るべし、フランスの経営コンサルタント。恐らくこうして長年の経験と直感を信じて動いて来たんだろうなと、お話を聞いているだけでも私の中でビジネスで活かせるポイントがそこかしこに。。。
 
 
その時に、ある製品をパートナーの美女が使っている機械を見て、思わずその紳士に私も実はビジネスオーナーでと告げ、ある私のやっているビジネスの提案をしてみました。更に私がどこに住んでいるかを話したら、是非とも君たちのアドバイスが欲しいってことになり。。
 
 
「面白いね。わかった、じゃあ君がまたこの地に戻ってくることがわかったらすぐに連絡して。ランチを食べながらその話を聞こうじゃないか。」となったわけです。
 
でね、ここでポイント。
 
彼は私の話を楽しく聞いてくれて、でもそれ以前に私が彼のお店と彼の人柄、彼の作るジェラートを気に入ってそのことを兎に角お話していたこと。そしてお互い会話が楽しかった。
 
そもそも私は、最初からビジネスの話をするつもりは全くなかった。
ただこのお店を純粋に好きになった
 
こうしたことがエネルギーとして相手に伝わって話を聞いてくれる姿勢を作ってくれるんだなぁって感じました。楽しい時間を共有していると、その後も繋がりやすい。
 
そして当然ながら、相手のお役に立てると思ったからこそお話を投げかけてみた
そうしたら、結果としてお話を聞いてみたいってなったんですね。ニヤニヤ
彼の様なバリバリのキャリアのある成功していた人とお話をすると、言葉の端々に教養のあることも感じられ沢山の事も学べるし、お話を聞いているだけで幸せハート
 
これだけでも私にとっては来てよかったと思うっちゃうぐらい。
 
そして私も自分のビジネスの話をしている時に、楽しく歓談した直後で軽くお誘いしたら乗って下さいました。初めて会った人でも、お互いに楽しさを共有出来た時にこうしたビジネスチャンスも繋がって来るもんですね。
 
そして、最後にゆきこさんが彼の写真を撮りたい!って言ったら
「君も一緒に撮ろう!」と私を誘ってくださって取れた写真が一番最初の写真です。
 
 
マジで美味しかったので、後から来たトッドにはあげずに別に自分のを購入してもらいました。音符