現在も語り継がれている2004年上映の🇰🇷韓国映画『殺人の追憶』(原題:살인의 추억)今更ながら鑑賞しました~。
(※画像お借りしました※)


(※リンク先お借りしました※)






今をときめくポン・ジュノ監督✖️ソン・ガンホのタッグ作品です。






当時は私も学生で東方神起を好きな程度&韓国ドラマや映画など見る時間もないテレビ視聴暗黒時代の日々。笑ずっと見たかったのですが機会がなく今日まで来てしまった💦💦









ザクッとあらすじ



1986年10月ソウル近郊の小さな田舎村で下着で拘束縛殺された若い女性の変死体が発見された。地元刑事のパク(ソン・ガンホ)は捜査にあたるがめぼしい手掛りは見つからず捜査は難航。



最初の事件から2ヵ月後同様の手口の殺人事件が発生。そこへソウル市警からエリート若手ソ刑事(キム・サンギョン)が赴任しパク刑事とコンビを組み事件を追うことになるが暴力的な取り調べをするパク刑事と冷静沈着なソ刑事は反発ばかり。





そんな矢先捜査線上に2番目の被害者女性に付きまとっていた地元の知的障害を持つ男性が浮上してきた。だが片手を麻痺した彼が凶悪な犯行に及んだとは到底思えないソ刑事とは反対に拷問的な取り調べでムリヤリにでも自供させようとする地元警察陣。




そんな刑事たちを嘲笑うかのように第3・第4の事件が次々と起きてしまう。はたして猟奇的な犯行を繰り返すサイコパス犯は捕まえられるのか。









下調べをせず鑑賞してしまったのでラストを迎えた瞬間「え?(絶句)」とフリーズしたままエンドロール。






ゾクゾクした。
理由を知ってさらに身震いした。





というのもこの映画。実際に韓国で起こった猟奇的事件・その名も【華城(ファンソン)連続殺人事件】をモチーフに映画化したものだそうです。
 
 


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劇中同様当時も犯人は捕まっていません。




映画公開から16年経過。

最初の犯行から34年目の2019年。




 


なんと別件で収容されていた受刑者が自白し華城事件は急展開しました!!!!!ですが事件自体が2015年で時効を迎えている状態での幕引きでした。






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作品自体はポン・ジュノ監督独特のダークで嫌な人間の部分をまざまざと見せつけられる胸くそ悪い(笑)安定の仕上がり。





鑑賞中も見終えたあともメンタルのやられ具合もかなり後味が悪い💧💧💧








当時の警察のずさんな捜査態勢や拷問。まぁ目を背けたくなる位ひどいし警察の態度でかくてムカつく。韓国に限らず日本の警察も昔はこんな感じの殴る蹴る取り調べだったんだろうと思うと吐き気がする。←もしや今も?笑




誤認逮捕もザラだし現場保持もグダグダ。80年代という時代もありDNA鑑定は国内では出来ずアメリカ🗽行き。それじゃあ犯人も捕まえられんよね~と傍観するしかない屑っぷり😑笑笑




下手したら2時間半じめじめした陰湿なストーリーになってもおかしくないのにポン・ジュノ監督にかかれば億劫に感じないのは飽きさせないテンポの良さと残虐さを音楽とカメラアングルを駆使した微妙な描写の表現力そして怪優ソン・ガンホの存在の3点だと思う。





ポン・ジュノ作品に出るソン・ガンホってお決まりのように毎回前半なかなりダメダメ親父役で後半に入ると一気にとてつもなくスゴくなるよね(笑)





この頃から変わらないその稀に見る秀逸な演技力で見るものを圧巻・絶句・驚嘆させるラストへ誘ってくれました。




あのラストシーンのソン・ガンホの顔は一生忘れることは出来ないだろう。








パク刑事が肉体系ならば頭脳派を演じたソ刑事役のキム・サンギョン。強要自白や権力を振りかざす地元警察の体制にうんざりの上なかなか犯人逮捕にたどり着けないもどかしさから追い詰められ終盤どんどん警察としても人間としても理性を失っていく姿は残虐なシーンより一番怖かったかも知れません。





お見事!語り継がれるだけある作品でした。





そんな🇰🇷韓国映画『殺人の追憶』の予告はこちらから。

(※動画お借りしました※)








キム・サンギョン出演の映画の試写会に出席した2012年のジュンスだよ。






数年後この映画のような高層タワーに住むなんて笑そして私はジュンスが住むその外観を愛でに行くだけのただのキモいヲタクです(笑)




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