先週、オンラインの絵本モイムで読んだ絵本。
韓国訳名は줄무늬가 생겼어요 縞模様ができた
原作は A BAD CASE OF STRIPES
デイビッド・シャノン作家の絵本ですが、「デイビッドがっこうへいく」などの絵本で知られていますね。
この本は日本語訳はまだないようです。
表紙を見てどんな感じがしますか?
私は必要でなければ、この絵本は手に取らないのではないかと感じるほど、失礼かもしれないけど
ちょっと気味悪い感じがありました。
でもある方は、主人公の目が悲しそうだ、どこか悪いみたいだという風に、表情に集中される方もいます。
主人公カミラは大好きな豆があるのですが、その豆は他の子供たちが嫌いなものです。
なので、友達にからかわれるのが嫌で、自分も好きじゃないって言うんですね。
ある日突然、カミラの顔、体に縞々模様ができてしまいます。
学校に行くと、他の子供たちが言うとおりに体は反応し、国旗の模様だったり、水玉模様になったりと変わります。
カミラは動揺するし、子供たちはからかうので授業にならないと校長先生は学校をしばらく休んでほしいといいます。
家に帰ったカミラを診察しに有名な?医者たちが来ます。
でもどんな病気かはわかりませんでした。
最後に訪ねてきた、おばあさん。
カミラに、「あの豆が好きでしょ?」と聞きます。
カミラは正直になれず、嫌いだと答えます。
おばあさんが帰ろうとするときに、やっぱり好きなんだということを話すと
おばあさんはその豆をカミラに食べさせてくれました。
カミラの体はどうなったでしょうか?
すっかり元気になりました。
このお話を通して感じることも多いですが、絵を通して感じることもあります。
多くの人が、おそらく
人の目を気にして生活している
ということを感じているのではないでしょうか。
そういう私もまったくその通りで、私の人生は私のものなのに、人の目を気にして
人の機嫌を取っている。
そんなカミラが自分が好きなものを主張できる良い機会だったのでしょうね。
私にもそんな機会が訪れるかしら
というよりは、少しずつ努力中です。
誰かとご飯を食べに行ったら、自分の食べたいものを言うとか、
カフェに行ったら値段を気にしないで飲みたいものを注文するとか
昨日、たまたま聞いた斎藤一人さんのお話の中にも
人の機嫌をとらずに自分の機嫌をとれ
というものがありましたが、まさにそんな感じかもしれません。
他にも、登場人物である数人の医者たちや、カミラの両親、最後に治療してくれたおばあさんなど
それぞれ意味のある存在でした。
絵を見て感じることもありました。
その辺はまた別の機会にでも。。。