私が生まれる前から家庭は崩壊していました。

母は兄が生まれてすぐ研究を始め

まもなくバプテスマを受けたそうです。



父は猛反対。

家庭の雰囲気は最悪だったと思います。


それでも次々生まれる子ども。

私は大家族の末っ子です。



私を身籠ったことを母が伝えたときの父の返事は

「堕ろせ」です。


兄も同席する食事中にフォークを投げたそうです。




家庭は崩壊しており、会話もまともにない夫婦が

性行為だけはしっかり行い子を身ごもり、

堕ろせと…


そして生まれたのが私です。





母親は子ども全員を集会、大会に連れて行きました。

兄たちは年頃になると集会にはあまり行かなくなりましたが

聖書研究だけは担当兄弟をつけられ行っていました。

また宣教学校にも入れられていましたので

担当が回って来るときには集会へ行く…という感じでした。


しかし全員高校を出る頃には上手くフェイドアウトしていくのです。


兄のうち1人だけは積極的に集会へ行き

奉仕活動を行い開拓者となりますが、

後に排斥となります。



これらの詳しい話はまたおいおい…



私は離れていった兄と同じようにならないよう

組織に引き留めようという思惑を感じながらも

中学生のときに宣教学校入ってしまうことで

一気に囲い込まれ始めたのです。