私が中学生の頃
このLIVEに行ったんですよ！
その後26歳で亡くなって
しまったけれど
今でも多くのファンに愛されて
色々なアーティストが
カバーをして歌っています。
「若者のカリスマ」なんて
言われていたけれど
今再び聴いてみても
そうじゃない、尾崎が発する
インナーチャイルドの叫びに
子供も大人も共振して
魂を揺さぶられているのです。
歌詞以上に何というか
他のアーティストたちとは
別格の衝撃を受けたんですよね。
それがエネルギーだったのですね。
尾崎の魂の叫びが、
どこにも助けを
求めることができない
言葉にすることができない
子供達に強く響いて
いたんだろうなと感じています。
毎日聴いても全然飽きなくて
きっと大人になってもずっと
聴き続けるだろうなって
よくわからないけれど
思っていたのですよね。
当時、私の周りでも
尾崎のファンだという子たちは皆、
思慮深くて、どこか
大人びていたように思います。
あの頃、いつも
「尾崎って本当にいるのかな？」
なんて思っていたのです。
それは、
憧れから神格化していた
ということではなくて、
映像や写真を見ても
彼の姿が生身の人間に
見えなかったのです。
私の中では。
今、映像を見て思うのは、
ものすごく繊細すぎて
この世界で生きていくのが
必死というか、常に限界
だったんじゃないかな、と。
どうにか肉体を持って
なんとか息をしていた
ギリギリの状態
という感じじゃないかと。
18歳でデビューが決まった時
浜田省吾さんがプロデューサーに
「まだ早すぎるんじゃないか？」
と心配して助言していたと言う
エピソードを聞いたことが
あったのだけど、
結局社会や大人に消費されて
しまったのでしょうね。
芸能界にはよくあること
なのでしょうが、それが
悲劇に繋がってしまったのは
本当に残念でなりません。
誰かが彼を救ってあげて
欲しかったですね。
映像からはどこにも救いを
求めることができない
孤独や悲しみを感じて
胸が痛みます。
計り知れない程の苦しみ故に
10代で作ったとは
思えないような作品ばかり
遺していて、それがまた
切ない程に素晴らしいもので
複雑な思いです。
いつの時代も子供は無力で
大人が守ってあげなければ
真っ直ぐ生きていくことはできません。
ですが、本当に守られて
生きてこれられた子供は
そんなに多くないのも事実で、
その何だかわからないままの
傷が大人になっても
不安や恐れを生み出して
生きづらさを抱えています。
そんな苦しみを
尾崎の歌と魂が
強く優しく包み込んで
くれているのかもしれません。
時代を超えてもなお多くの人々に
聴かれ続けている所以は
そこにあるのではないかと
感じています。
守られなかった子供達が
どうにか大人になった今も
尾崎はずっと寄り添って
くれているのでしょうね。
時代を超えて、また映像で
観られるなんてあの頃
想像もできませんでした。
配信日は命日なのですね。
雨の中、護国寺にも行ったなぁ。
人は死なない、
魂は生き続けるものですが
本当ですね。
彼の肉体の死後もなお
こんなにも多くの人を救い、
癒し続けることができるのですね。
全てが尊いです。
Thanks, rest in peace
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