私の通うカレーの学校には、自由参加型の自主的に活動するゼミが

いくつかありまして、

そのうちの一つ、”様々なスパイスを研究して使いたおそう!”という主旨の

「スパイスゼミ」という研究室に参加しています。

 

この日は、スパイスゼミの研究実習の日。

4つのチームに分けて、各チーム2種類のカレーを作るのだけど、

一つは4チーム共通で基本のチキンカレーを作り、

野菜からお肉、3つの基本スパイスまでは皆共通。

プラス一種類のスパイスだけをそれぞれ変えて、

味と香りがどのくらいどう違うのかを食べ比べてみることにしました。

 

もう一つは、各チーム自由に製作。

 

これを食べ比べて、文化祭に提供するカレーの候補を決めようと

各チーム工夫を凝らします。

 

私のチームはエビカレーに決定!

というのも、私がインド料理のスーパーで買って来た、

「パンチフォロン」という、スパイスを今回どーしても使いたかったのと、

他のチームとかぶらないのも丁度エビだったから。

レシピのベースは水野さんの本の「スパイスカレー事典」にある、

P125のエビカレーで、これを少しアレンジしてみる事にしました。

 

「パンチフォロン」とは、ベンガル地方(東インド)独特のミックススパイスで、

内容はクミン、フェンネル、フェネグリーク、マスタードシード、

カラジラ(カロンジ)が入っていて、

魚やエビ、野菜に特に良く合うそうです。

 

このスパイスの合わさった香りを袋を開けて嗅いでみると

インド料理店に入ったあの独特な香り、あれに近いのかな?

 

この日、ゼミ生全員に

「玉ねぎ一つを飴色に炒めてくる。」

という宿題が出ていて、各自の思う”飴色玉ねぎ”を集めたら、こんなに違いが!(笑)

授業でも先日題材になったけど、飴色の解釈ってほんとそれぞれで、

でも、味見してみると、色の違いは味の違いに結構影響してくるので、

統一したなにか基準となるものがあるといいのかもしれない。

切り方でも食感が大きく変わるので、一度に色と形の違いによって

どう味が違うのかを比較できて良かった。

出来上がった8種類のカレー♪

自由創作は、香りよく濃厚なエビカレー。酸味のある爽やかなフィッシュカレー。

優しい味わいの野菜カレー。肉肉しい感じが良くでている豚カレー。

皆自分達の作ったカレーが一番美味しく感じる自信作ばかり。

 

もちろん!私はエビカレーが一番好みで、

最後に皆で辛さを調整して、増やしたのが、まとまりのいいゴールとなり

濃厚な感じもたまらなく、とても美味しくできて、

大満足の仕上がりになりました。

 

「パンチフォロン」のほのかな香りの良さに、めっちゃはまっちゃって、

当分このスパイスを使った料理を作りまくっちゃいそう♡

 

欲を言えば、エビの殻は取った時に炒めて、それにお湯を入れてエビの香りを移し、

そのエキスを入れて作れば、もっとエビの風味が強くなって

さらに美味しくなる気がする。

次回はそうやって作ってみます!

お腹いっぱい美味しいものを沢山食べて、お酒を飲み飲み、おしゃべりして、

色々な職業の、様々な年齢の人達と、

”カレー好き”という共通の趣味で交流する事がとても面白く、

20人ちょいの大人のゆる〜い楽しい休日でした♪

次回も楽しみです。