2020年12月28日    ⑧


火葬場を出てマイクロバスに乗って

お寺へ戻ったんだよ


バァバはまたママとキミ達の遺影

ジィジは、ママのお骨を抱えて…


ママは、痩せていたけど

ずいぶんと軽くなっちゃったなぁ…

ジィジが呟いたんだ…


そうだね…

遺影を撫でながら答えた… 


キミ達のお骨は

パパのお姉さん達が持ってくれたんだよ


お寺に着き

住職さんに

百か日法要まで供養していただいた…


その後の供養は

バァバのお家の住職さんにお願いするコトになる


いろいろお世話になりました…

住職さんに挨拶して


ジジ様ババ様にも

お世話になりました…


パパにも

ありがとうございました…


そう告げて

ジィジがお寺のすぐ外まで車をつけてくれて

ママとキミ達を乗せたんだ


か〜えちゃんは、自分の車を運転しなくちゃ

いけないから…


ジィジの運転

バァバは、ヒザの上にママ…

バァバの右腕に、かなと…

左腕に、れいと…

大事に大事に

3人抱えて、お寺を後にしたんだ…



やっとね

バァバのお家に帰れるよ…

3人一緒に…


そうキミ達に話しかけながら…



やっと、お家に着き

ジィジがママから降ろしてくれたね…

次に、かなと

れいと…


ママとキミ達…

ママとキミ達のお部屋にしようか

悩んだけど…

みんなが見えるリビングの仏壇の横に

カラーボックスを横にして

その上に、いてもらうコトにした…


みんな見えるから

寂しくないよね?


もうゆっくり休んでて良いんだよ…

ってママとキミ達に話したんだ…