2020年12月28日     ⑥


火葬場に着くと

バァバは正面玄関で降ろされた


ママとキミ達は

少し離れた入口から入っていったんだね


コロナ禍なのに

車で待機して待ってくださってた方々…

皆さん、涙を流してくださってたそうだよ…


火葬場へ入り

ママとキミ達の遺影を係員さんにお渡しして…

ママとキミ達の方へ行こうと思ったら

足にまるで力が入らない…

ジィジと、か〜えちゃんに支えられながら歩いたんだ

こんな時にカッコ悪いバァバで、ごめんね…



ママ…

かなと…

れいと…

早く起きて!

起きないと本当にお空へ逝っちゃうよ!

って思うんだけど


その日が初七日…


ママとキミ達が傷んでるのを見ると

もう起きれないコトもわかる…


最初にママが、お空へ…

最後に

今まで、お疲れさま…バァバの娘でいてくれてありがとう…

って声をかけたんだ…


1時間後、かなとがお空へ…

手先が器用で、いろんな工作も一人で工夫して作ってたね…お寿司屋さんごっこ…楽しかったね…

みんなに優しいかなと…今までありがとう…

お空で、ママが待っているから迷わないで逝くんだよ…


そして、れいとがお空へ…

れいとは、小さいながらも自分を持ってて…大好きなモノはそれだけに集中!大好きな漢字も書けちゃうんだよね…太鼓が大好きで…保育園で1番上手だった…

ママと、にぃにが待ってるから迷わないで逝くんだよ…


バァバはね

キミ達がいてくれたから

幸せだったんだ…



控え室は、パパのご家族…


ジィジと、か〜えちゃんとバァバは

風通しが良すぎるのか?

寒いけどロビーで待ってた…


収骨の準備が、出来ました…

と声がかかった…


そこで

ちょっとした事件が起きちゃったんだ…