暑い夏を拒むように


灰色の雲が 街を包み込む


今にも雨   泣き出しそうだ



こんな日にふと


素直でよく泣く君のこと


思い出したよ



辛いとき   言葉に表せない


溢れる想いを  涙にしていた


少しでも安心できるように


抱き寄せていた過去



何度季節をまたいだって


僕らの日常は変わらない


朝ごはんすらいつも同じだ


でも君と過ごした日々は  ただ遠ざかっていく



こんな結末じゃないと思うなら


この天気を晴らしてやりたいな


くだらないプライドなんかは捨てちゃって



失ったリングの行方は   悲しい結末にはしない


自分で決めた道信じて   タイミングを味方に



勇敢な闘いの後に  神さま勝ち目を


乾いた涙の後に   柔らかな笑顔を



ただそのことを祈って   走り続けている