隠すと暴きたくなる? | ことりさんのブログ

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30代幸せの見つけ方

上野の美術館にフェルメールとオランダ絵画に行ってきた。


どれも人間業とは思えぬ絵で凄かった。

その中でも目や装飾品の輝き、サテンスカートや刺繍の質感を描いた美しさ、鶏の羽の質感も圧倒された。

版画もたくさんあったが、手で彫ったのかよくわからないけど、細かくて細部まで研ぎ澄まされてる感じが、私にとって非日常な世界観だった。


今回の主役の絵の修正風景もあったが、どれだけ時間が掛かったんだろうかというか、その修正への根気がすごい。私には無理だ。巧みな技を披露する匠というお仕事があることも、世界観を広げさせられた。

にしても、人は隠されたものは暴きたくなる心理に関して考えさせられる。ここまでして天使が見たかったのか。

個人的には天使がいないバージョンの方が好きだ。

バランスとかがいいように思う。

残念ながら、もう天使なしはレプリカでしか見られない。


今回全体を見ていて思ったことは、絵の中に光るものが何かある絵は、また見たくなること。

小さくても目に止まる何かがあれば、人はまた見たくなる。

私も日常から光を意識して生活してみようと思った。肌の艶、髪の艶、目の輝き、装飾品なんでもいい。もう一度見たくなるがヒントかな。


備忘録でした。