葬儀の手伝い | 耳下腺腫瘍のあとさき

耳下腺腫瘍のあとさき

のんびり観劇を楽しんでいた私が思いもかけなかった
「耳下腺腫瘍」を患ってから始めたブログです。
完治のご報告をもって終了するのが目標です。

ここは田舎町だ。

都会と違ってまだ自治会が機能している。
大体10軒前後を1単位にして班を構成している。
私たちの班は以前12軒だったが今は7軒になってしまった。
独居で亡くなった方が多いが、
新居を別の地区に建てたりもある。
どこも同じようで編成し直す時期が来ている。

今までは昨年亡くなった母が隣保付き合いを
していてくれたのでのほほんとしていたが
今は私たちがやらなければいけない。
班の人たちは葬儀のお手伝いをする習わしだ。
最近は通夜・葬儀とも斎場で執り行われることが
多いので昔に比べると随分楽になったらしい。

昔は悲しみに打ちひしがれる遺族に代わり買物をしたり
慣れない家の台所で食事を作ったり
お悔やみに来る方たちの対応も全部したようだ。
普段の何倍もの食事の量で大変だったと聞く。


こんな地方の田舎町でも最近は直葬や家族葬も
あったりして葬儀も様変わりしてきた。
隣のおじさんは普通に斎場での葬儀だった。
ほとんど斎場の係員がしてくれるので手伝いといっても
男性が受付、女性が火葬場での待ち時間の
湯茶の接待くらいが役目だ。


連れ合いは葬式はいらないとと常々言っている。
実際問題どうなんだろうか?
人の手を煩わせるのがイヤなのだ。
お知らせもせず家族だけでおくるのか。
私は漠然と「えっ、あの人亡くなっていたの!」
って感じがいいかなとは思っている。
今まであまり真剣に考えてはいなかったが
母の葬儀を経験して大変さがわかった。
実際4kg痩せた、すぐに元通りになったけれど。


そんなに遠い将来でもない感じだから後代のためにも
もっとしっかり考えて決めておかなければならない。