都会と違ってまだ自治会が機能している。
大体10軒前後を1単位にして班を構成している。
私たちの班は以前12軒だったが今は7軒になってしまった。
独居で亡くなった方が多いが、
新居を別の地区に建てたりもある。
どこも同じようで編成し直す時期が来ている。
今までは昨年亡くなった母が隣保付き合いを
していてくれたのでのほほんとしていたが
今は私たちがやらなければいけない。
班の人たちは葬儀のお手伝いをする習わしだ。
最近は通夜・葬儀とも斎場で執り行われることが
多いので昔に比べると随分楽になったらしい。
昔は悲しみに打ちひしがれる遺族に代わり買物をしたり
慣れない家の台所で食事を作ったり
お悔やみに来る方たちの対応も全部したようだ。
普段の何倍もの食事の量で大変だったと聞く。
こんな地方の田舎町でも最近は直葬や家族葬も
あったりして葬儀も様変わりしてきた。
隣のおじさんは普通に斎場での葬儀だった。
ほとんど斎場の係員がしてくれるので手伝いといっても
男性が受付、女性が火葬場での待ち時間の
湯茶の接待くらいが役目だ。
連れ合いは葬式はいらないとと常々言っている。
実際問題どうなんだろうか?
人の手を煩わせるのがイヤなのだ。
お知らせもせず家族だけでおくるのか。
私は漠然と「えっ、あの人亡くなっていたの!」
って感じがいいかなとは思っている。
今まであまり真剣に考えてはいなかったが
母の葬儀を経験して大変さがわかった。
実際4kg痩せた、すぐに元通りになったけれど。
そんなに遠い将来でもない感じだから後代のためにも
もっとしっかり考えて決めておかなければならない。
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