長年住んでいた場所が見たくなって
かつての最寄り駅に降り立つ。

20年近く家族で住んでいた
悲喜こもごもあったところ

久しぶりに訪ねてみると
変わらずそこに建物はある。
でも、人は住んでいない。



立ち入り禁止を🚧示すフェンスが張られている

時の経過を感じる

ここで子育てをして
泣き笑いしていた照れ笑い泣き


なんだか懐かしく
どこか温かい感情が蘇ってくる

ここが私たち家族の原点

ありがとうございました😊
とお礼を言いたくなった。


ここの公園で遊んだね。
あれっ、ブランコがなくなってる!

ZERO地点に戻って
ここからまた新しい人生をスタートしよう。


ここを再び訪れてみて
気づいたことがある。

ここは過去の栄光の地
夫が働いて得た役職があり
それに付随して与えられた住まい

偶然か必然かここに住まうことができ
それが夫の価値の証明
特別意識の源泉となっていた


その夫を支えるのは妻である私の役割
それができないと私の存在価値はない
と思っていた。


住まいの空間は澱み荒んでいたことを
忘却の彼方に追いやりたかったが
ここに来て、思い出した。

そして
未だその過去を引きずっていることに気づいた。

気づいたならば
もう潔く過去は捨てよう!

今に生きよう。

あの頃
夫から課せられた(と私が思っていた)
こうあるべき
こうあってはならない


この不要な観念に
どれほど縛られてきたのだろうかはてなマーク

そして、娘たちをも
どれほど縛ってきたのだろうかはてなマーク

あの頃は断捨離を知らなかった
断も捨も離もなく

ただ何かを足すこと
何者かになることに
追われていた。

埋めても埋めても
満たされない心

苦しいと叫ぶことも
想いを吐き出すことも
助けを求めることも
ため息をつくことさえ
できなかった。


孤独だった。


過去の自分に気づき
ようやく別れを告げられた気がする。



還暦を迎えた、今この時

原点に戻って

自分軸を持って生きる

新たな人生のスタート地点に立った。

これからが
人生の本番

笑いあり、涙あり
喜怒哀楽をしっかり出して

おもしろいこといっぱいやってみようラブ