ニュース速報は流れたを見ました。
フジテレビのドラマで、報道被害が絡んでくる話なので、番組を作る人たちが、真実を伝えるのが自分たちの使命云々いう所で、「どの口がそれを言うか!」とバイキングやとくダネの酷い報道を思い出してムカッとしながら見てしまいましたが、面白かったです。
深夜のテレビ局で、室蘭に核ミサイルが落ちたというとんでもない誤報のニュース速報を流してしまい、それを流したのは誰かの犯人探しが始まるのですが、謎が謎を呼ぶ展開で、どいつもこいつも怪しく見えて、この人が犯人か?と思えば、いえ、私は違いますが何度も繰り返される。
ブラマンの、誰もかれもが次々と裏切って行って、もう誰が敵でもおかしくないなとなった展開をちょっと思い出した。
主人公の成宮君は、ずっと出ずっぱりで嬉しかったなー。
ドラえもんのポケットみたいに、腰に巻いたバックの中から何でも出してくれる、仕事の出来る気の利いたADの男の子の役。
小林亮平君。
あの笑顔で「アメちゃんいります?」とか言われてみたーい
くるくると走り回って、コーヒー入れたり誰かの手伝いしたり一生懸命ですごく可愛い。
報道の人達にもみんなから亮平、亮平って呼ばれて可愛がられてる感じがよく出てて良かったなと思った。
物語中盤からは事件の鍵を握る重要人物になっていくんですが、根っこは普通に育ってきたって感じ。
こういう役も素敵です。
10周年の写真集で、主人公の亮平は普通なら成宮君にはお願いしない役だったけど、やってもらってよかったという事を言われていましたが、確かにどこにでもいる平凡な青年役。
それまでだったら、寧ろ亮平君を尋問しに来た怖いお兄ちゃんの役がハマったかも。
ダーク成宮全開な感じで。
ちょっと怖いけど、悪の色気たっぷりに演じてくれるんじゃないかなーと思って見てました。
そんな感じで、9話までは引き込まれて心から面白いと思って見たんですが。
私的には最終話で台無しにされちゃったって感じに思いました。
10話が収録されてなくて、何が9話と最終話の間で何が起こったのかは、読者の想像に委ねますって感じなんですが、それってどうなのと。
向井さんや中村さん(亮平君の上司たち)の、「報道を舐めちゃいけない」「警察に怒鳴られてヤーさんに蹴られながら番組作ってる。命が惜しいと思うか」って啖呵がカッコよかったから、変に奇をてらった展開にせずに、報道の力で巨悪を追いつめましたってラストで良かったんじゃない?って。
こういう不満を抱いたのも、もしかしたらフジテレビのドラマだからっていう所があるかもしれませんが…。
面白く見てただけに、そこだけ残念でした。