准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの/澤村御影
4月。尚哉は3年生に進級し、友人の難波と共に高槻ゼミの一員となった。
他の男子学生達を交えて、5人でグループ発表を一緒にやることに。
動画サイトで話題の「幽霊トンネル」を題材にしようと現地に赴くも、妖しい現象は起きなかった。
しかし帰り際、尚哉の耳元で「どうして」と女の声を聞き・・。
高槻をマークしている警視庁捜査一課・異質事件捜査係の動きも不穏さが増し、凸凹コンビに新たな魔の手が迫る
感想
深町くんにとっていよいよ難波くんがかけがえのない存在になっていく。
トンネルの幽霊の話は改めてそうだよなって思う。
ベランダで目を大きく見開いた人がホラーだったけど真相を知った後だとちょっと辛いね。
高槻先生が両親と再会したけれど、父親に関してはそこまで息子を悪く思っていない感じがした。
もう一人が連れていこうとしたシーン、あれは落下時に羽根が生えるのか、連れていくには先生の肉体が死ぬ必要があるのか分からなくてゾッとする。
そして深町くんと山路さんが対面。
悩んでいるところをピンポイントで刺しにいく山路さんエグい