海外のモーターショーネタは、できるだけ早くにアウトプットするのが望ましいのですが、
気持ちはあっても実際はなかなか…
でも、せめて次に開催される大き目のモーターショー前には出さないと。
次のモーターショーが開催されると、そこでの情報が最新になりますから。
というわけで駆け込み原稿を書いたのですが、
たまにはアメブロにもレポート的なものを書こうかと思います。
今年のジュネーブモーターショーではいくつかインタビューをセッティングしていただきましたが、
BMWでは、今回発表になったコンセプト「M8グランクーペ」のデザイナー、
Domagoi Dukec(ドゥケッチ)さんにもお話を聞きました。
ドゥケッチさんはなんと、BMWのスポーツモデル「Mシリーズ」とBMWのサブブランド「iシリーズ」を担当しています。一見、スポーティに特化したMとイノベーティブに特化したiは両極端なような気がするのですが・・・
ちなみにドゥケッチさんは8年前からBMWのiシリーズとMシリーズを担当。
その前は10年、プジョー・シトロエン。その前はVWグループのデザインセンターにいたとのこと。
ドゥケッチさんの話によれば
『Mとiの両方のデザインを担当するのは、BMWにとっても自分にとっても新しい試み。
そしてどちらもサブブランドという共通点があります。
Mはスポーティでレースやスポーツのイメージ。
i はパイオニアやイノベーションを背負っています。BMWの中では70~80%がスタンダードのモデル。
iとMはニッチですが、しかしブランドシェイパーでもあります。
そしてそのニッチなサブブランドがBMWというブランドを特徴づけます。
アジアでもiシリーズは注目されていて、「i8 」はエフィシェントダイナミクスでありイノベーティブ。
「M」は50年存在しているブランドで「i 」は5年のブランドです。
しかし「i 」はヴィジョンのはっきりしているモビリティで、駆動システムは電動化するイノベーティブのリーダシップとなる存在。2025年までに25モデルを販売します。
ミニとロールスロイス以外のBMWグループのEVはすべて「i」となります。
これらをお客様に購入していただくためにはブランド力が必要となるでしょう。
近々「i4」も出ますが、こちらも4シリーズがあって、M4、そしてi4と繋がっています。
しかし「i」がついているからと言っても、必ずしも同じ位置づけではありません。
「i4 」ではイノベーティブ、軽量化、自動運転など盛りだくさんです。
また、デザインには時代が反映されています。
そしてスポーティさとエンジンも重要視されていますが、それを導入できるパッケージがあって、デザインが生まれています。』