今月14日に起きた日産の新型「セレナ」に搭載されている
「運転支援機能」「プロパイロット」試乗中の事故の話。
世間では「自動運転」と話題になっていますが、
日産の「プロパイロットシステム」はあくまで「運転支援機能」。
もちろん高速道路などで車線を認識し、
前のクルマとの距離を保ちながら安全に走行しますし、
先行車が無くても車線内を走ります。
しかし、車線が点線になったり、
日差しが強くて車線が認識できなくなったり、暗かったり、悪条件になったりすると、
簡単に、そして突然に、装置はその「運転支援」状態を放棄します。
もちろん、そこからはドライバーの責任。
だから、あくまでドライバーの疲労軽減のための「運転サポート機能」なのです。
それをちゃんと理解しないで使うことはとても危険です。
ちなみに日産の「プロパイロット」に限らず、
現在、日本で販売されている市販車には、
「自動運転」のクルマはまだありません。
以前私は、コラムで、日産の「プロパイロット」のことを
「セミプロパイロット」と書きましたが、
まさに「自動運転」が「プロ」状態ならば、
「プロパイロット」は「セミプロ」レベル。
でも「プロパイロット」というネーミング…「自動運転のプロ」だと勘違いしちゃうかも…