「妄想系絵本」なんて勝手に名前をつけてしまいましたが、どんな本か想像つきますか?
私の中では、架空の設定でつくられたお話、という意味合いです。
まあ、そもそもがお話はフィクションが多いので、そういった意味ではどれも妄想系なのかしら?
それはさておき、名付けられたのはこちらの本です。
わくせいキャベジ動物図鑑
1,620円
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設定としては・・・
地球から831光年はなれた
キャベジという惑星
そこに住む驚くべき動物の生態
・・・が描かれた動物図鑑。
表紙の感じからわかるかもしれませんが、
地球における「キャベツ」に似た惑星に、
様々な野菜や果物に似た生物がいるのです
へえ~ってスルーしてしまいそうなんですが、
これがじっくり読んでみると、なるほど面白い
私は「ニンジン」にどはまりしました・・・。
実はこれ、勤務先の図書館で、休憩時間にあるスタッフが持って来て、「なになに、この本~?」とその場の数人でわいわい読んだのが出会い。
たまに貸出・返却で「見たことある」本だったのですが、じっくり読むと(そして複数人で読むと)、こんなに楽しいひとときが過ごせるなんて驚きでした。
家に借りて帰って、子どもたちがどんな反応をするか楽しみでした。
予想通り・・・見事に夢中になっとります!
この本は、野菜や果物の特徴を知っている人ほど面白みがわかると思うので、子どもたちにどこまで理解できているかはわかりません。
でも、それを補って余りあるビジュアルと設定の「なるほど、わかる!」感。
さすが、tupera tupera さん作、です。
それにしても、子どもってすごいな~と思ったことがひとつ。
最後のページに
「みなさんはどんな動物がいると思いますか?」
という問いがなげかけられるのですが、我が子たちはすぐに
「とうがらし○○!(←なんていったか忘れちゃった・・・)」
「ゴーヤーザウルス!」
などと反射で答えていたこと。
この頭の柔らかさ!素直さ!反射神経のよさ!
おばちゃんにはすっかり忘れてた感覚やわ~。
皆さんも、子どもたちとぜひご一読あれ!