長男ユウくんが通い始めた中学校には、なんと「朝読書」があります。
小学校ですらなかったのに…まさか勉強勉強で忙しいであろう中学校で実施しているなんて!
しかも毎日15分間。
なんて羨ましいの~~
学校現場は、今時間割を組むのが大変なんですって。
道徳も英語も必修になって、だからといって他の教科の学習内容が減るかといえばそうでもなくって、実質に削られているのは学校行事だったり、朝読書などの帯時間なのだとか。
なんだかな~。
学校の一番楽しい部分、削られてるんちゃう?
体育祭とか、文化祭とか。
休み時間、隙間時間のほっとするひと時とか。
(時間が足りないから休み時間に全校集会みたいな取り組みしてるとか・・・考えるだけでしんどい。。)
別に成績に含まれるわけではないんやけど、そうやって勉強以外の時間があるって、学生時代に一番必要だと思うなあ。
将来何かにへこたれそうになったときに自分を支えるのって、かつての学校の成績ではなくて、友達とがんばった思い出とか、楽しかった時間とか、あのとき青春していた(おばちゃんの妄想入ってる?)自分の記憶とか・・・そんなんちゃうんかな?
ひょっとしたら学校を楽しいって思えない子もいるかも。それでも読書を通じて楽しむ時間を過ごしていたら、それが救いになることもあると思う。
だけど、それが削られる。
切羽詰ったときに何を残して何を削るか?
それって、その人の価値観をそのまま映してるよね。
学校も同じ。
ちょっと話は逸れたけど・・・。
このご時勢に、朝読書を毎日15分実施している中学校。
読書から生み出されて子どもに還っていく、その目には見えない数値にも残らないものの価値を、信じているんだろうなあ~と思います。
「忙しい」
で葬り去られるところだった読書を、強制的に「読む」体制をつくっているから安心して「読める」のです。
本当にありがたい
そんなことを考えていると、本を引き寄せるのかしら。図書館で目にとまったこの一冊。
生きる力を育む「朝の読書」 静寂と集中
1,512円
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この本を読む直前。
「読み聞かせに効果を求める」という、私の考えと180度違う考えの本を読んだところで、ちょっとグロッキーになっていました・・・。(でも、これも大事。いろんな意見があっていい。だからこそ自分の考えも見直せる。)
だからこの本を読んだらなんだかほっとして、改めて「生きる力って何かな、読書とどうやってつながってるんかな」ということを考えさせられました。
どうかどうか、一見無駄にも思える、成績に関連するとは思えない、即効性もない、この「読書」の時間を、子どもたちのために守り続けてほしいなあ~と思います。