順調そうに見えた私にも

 

メイクの勉強も

コスメサロネーゼも

辞める事を考えた事が一度だけありました。

 

 

最初から「メイクの講師になりたい」と意気込んでいた訳ではなく

純粋に「美余先生からメイクを学びたい」気持ちだけで通っていました。

 

 

美容やメイクの経験も無かった私が

それでも懲りずメイクの勉強を続けていたのは

彼の存在からでした。

 

 

誰を選んでも不安はつきもので

だからこそ 強くなりたいと思った頃…美余先生に出逢い、メイクを好きになりました。

 

メイクを始めたきっかけは 

些細な気持ちだったけれど 勉強をするうちに

大好きなメイクを活かした 彼との未来を思い描くようになりました。

 

 

もし、今の仕事が続けられない程の大怪我を彼がしてしまっても…

「看病をしながら メイクの先生をすれば良い。」

 

 

仮に子供が授からなかった未来であっても、子供好きの彼の為に…

「休日に子連れ可能なメイクレッスンを自宅で開催して

子供と触れ合う環境を自分で作れば良い。」

 

 

だから、私にとってメイクの勉強は

「凄いね」って言われたかったからでも

綺麗になる自己満足の為でもなくて

 

 

彼と一緒に生きたかった私の

今だから出来る事で覚悟でした。

 

 

彼が最終的に私を選ぶ保証はなかったけれど

楽しい未来を想像する事で

不安はあっても気持ちは前向きで

彼と過ごす時間が私の幸せでした。

 

 

だからこそ

彼がプロポーズしてくれた日は 忘れられない一日で

彼からの婚約指輪は どんな高価な指輪よりも一番だった私にとって

 

 

突然の別れは、どう受け止めればいいか分からず

メイクの勉強も コスメサロネーゼも

続ける理由が無くなったように思えて

 


初めて辞める事を考えました☆yumi