こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
" 見えないものも掬いとりたい " フォトセラピー・出張写真撮影の淺田ゆみです。
クッキー??でも写真はタルトですよね。
すみません、
クッキーはあっという間に食べてしまうので撮れたことがないのです。お店では生クリームの焼き菓子を頼んだので、かろうじて写真があったという訳でした。
いつも "プリュスさんのクッキー" をプレゼントしてくださる方がいて、以来私は大ファン。先日、憧れていた実店舗をようやく訪ねることができました。滋賀の友人は愛を込めて
『喧騒の場所になぜそこにある』
『場違いも甚だしいですよ!』
と笑います。
ブルーグレイの古びた木の窓枠から、駅近くの騒々しい道路と立体駐車場。目眩がしそうなギャップなのに、お店の中から眺めるとなぜ空気感が違うのか。
木の椅子に座って通りを眺めていると、どこか遠くヨーロッパの街角にでもいるかのような気になります。
3歳くらいの女の子がお母さんと手をつないでお店に入ってきました。ふんわり長めのチュチュがよく似合っています。「今日のタルトは栗とぶどうです」と店主から説明を受け「ぶどう。」と可愛らしい声で注文していました。
仕事の隙間と思われる、綺麗なスーツの男性が車で来られ、タルトを結構たくさん買っていかれたようです。
実店舗は初めての私は、常連のお客さんのマダムと ” どんなにここの焼き菓子を愛しているか" の話になってひとしきりお喋り。職場がこの近くなのだそうで、羨ましい限りです。
ひとくちかじる前から、良さが伝わってきます。なんと美しい焼き上がりでしょうか。粉をふるう、バターを混ぜる、成形、厚み、焼く温度、時間など全ての工程が丁寧で確かだということがわかります。
『生命は余計な干渉をやめれば自ずからバランスを取り戻す』などという言葉が浮かんできました。そう、一切余計なものがない。媚もない、ごまかしもない。ひとつのクッキーから店主の哲学が伝わってくる。真っ直ぐに自分の中心と繋がって、魂の使命を生きている。小麦粉が、乳製品が、砂糖が....などということは横に置いて、私はただただクッキーの幸せをうけとるのです。
華奢な銀のスプーン、「これいいですね」と店主に伝えると、ヨーロッパの蚤の市で見つけたのだそう。
おそらくゆで卵を食べるための匙だということ、
先日も年配のお客様に「このスプーンはどちらで?」と尋ねられたこと、
自分でもこの形をとても気に入っていること、
だからお客様にも楽しんでいただけたらとティースプーンとして供していること、
また欲しくてヨーロッパに出かけた時は探すけれどなかなかない、食器も出会いですね
などなど話をしてくれました。ピンストライプのリネンのブラウスが素敵でした。
私の最も愛する焼き菓子店。
プリュス Puls
幸せと生きる勇気をくれるクッキーです。
大好きなので、ついついお喋り長くなりました
お読みくださってありがとうございました
よかったらまた遊びにいらしてくださいね