パリコレ2015 "GLORIOUS RIMPA"
YUMI KATSURAの2015パリコレを1月26日、PAVILLON VENDÔMEで開催致しました。今回のテーマはGLORIOUS RIMPA“きらめく琳派”です。今年は琳派の祖と称される本阿弥光悦が、京都洛北の鷹峯に光悦村を拓いてから、400年の記念の年です。 今回のパリコレではその豊かな装飾性やデザイン性を特徴とする琳派にちなみ、琳派の伝統をコンテンポラリーに解釈したYUZENの新作ドレス23点を発表し、大好評となりました。来場してくださったファッション関係者やジャーナリストの方々から頂いたご感想をこの場をお借りしてご報告させて頂きます。
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●中村江里子さん
「日本の伝統技術を駆使した柄、色のバランスの素晴らしさに魅了されました。是非、私も着てみたいと思うミニドレスがいくつかありました。海外の人が多いパーティなどに着ていったら、きっと注目の的になると思います。」
●Frederic Blanc/フェデリック・ブランク 雑誌「ファッション・スパイダー」ディレクター
数年前にユミカツラのショーを拝見して以来ですが、今回も素晴らしく、他のデザイナーのコレクションに比べ、大変繊細なコレクションという印象を深く受けました。また、いつものコレクションよりも生地やモデルにリサーチがなされていると思いました。シルクに手描きのドレスがとても印象的で、使用されている生地がとてもよかったです。
●Patric Paris/パトリック・パリス 日本とパリで活躍中の男性モデル
ショーがあまりにも素晴らしかったので2回とも見ました。特によかったのは7番目に出された琳派の画家の手描きのドレス(青っぽいデザインのドレス)。自分自身もモデルなので、たくさんのショーに出ていますが、今回のようなショーは今まで見たことがありません。普通のショーは速すぎて一つ一つ見ることができませんが、今回は一つ一つを存分に見ることができ、それが新鮮で気分よく見ることができました。年に1度ではなく、3回くらい見たいです。メンズを採り入れたらなおいいのでは。メンズが紹介されるのを楽しみにしています。
●ファッション誌「CILLEZIONI」記者
以前のコレクションよりきれいだったと思います。特に使用した生地が素晴らしく、スタイル自体は以前よりシンプルでしたが、それでもこだわりのあるデザインという印象でした。
●Eva Muller May/エバー・ムラメイ ドイツの雑誌「マダム」記者
初めてユミカツラのショーを見ました。とても気品があります。シルクの手描きのドレスがいくつかありましたが、それらが良かったです。また着物が登場したのもすごく良かったです。これからもユミカツラに注目していこうと思います。
●Mikita Kondrushenko/ミキータ・コンドラチェンコ ロシアの雑誌「ドレスコード」記者
ショーに感動しました。コレクションに使用されている生地が素晴らしく、特に鶴の刺繍が入ったコートは、普段着られるデザインにもかかわらず、とてもシック。こういうアイテムに出会うことがなかったのでとても良かった。
●Henry Leal/ヘンリー・レアル Carvanのオートクチュールデザイナー
素晴らしい素材に美しいカットがとても印象的でした。そしてユミカツラが稀に見るキャリアを積んでいることが分かり、信じられないほどの才能を感じました。ファッション=ライフ、ファッションそのものがユミカツラの人生と理解できました。このコレクションがそれを伝えています。「日本の美」に出会った気がしました。
●Suna Ahemed/スーナ・アーメッド サウジアラビアの雑誌「Alsharkiah Magazine」記者
2012年にユミカツラのショーを見て、大ファンになりました。ユミカツラのコレクションはサウジアラビアの女性にピッタリです。日本に住んでいたことがあるため、日本の美が大好きなこともあって、このコレクションは自分にとって大変価値あるショーです。全体的にとても生き生きしていて、新鮮でした。黒とゴールドの衣裳がとても感動的で、日本の伝統文化はとても躍動的で、それがこのショーでも伝わってきます。これからもその良さを活かして欲しいと思います。
●Franck and Gillbert Ros/フランク&ギルバート・ロス Paco Chicanoデザイナー
ユミカツラのショーは毎回、必ず来ています。これほどクオリティが高いものを見るのは価値があります。私たちは二人とも京都が大好きですが、ユミカツラが毎回、京都の伝統を織り交ぜることが楽しみで、同時に京都を充分味わうことができます。
●Kumisolo/クミソロ パリで活躍中の日本人歌手
ユミカツラの今までのキャリアの素晴らしさを引き出して、表現したショーだと思います。赤やゴールドのカラー、生地、素材が豪華で、ミニのドレスのデザインが60年代のクレールみたいで、とても可愛かったです。ロングドレスは横にスリットが入っていて、とてもセクシィでした。
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今回は、友禅地に刺繍を加えたものが多かったことや、帯地をドレスにしたり、打掛を見せたことで、日本の染の素晴らしさ、さらに刺繍や織といった、他にあまり類を見ない重厚さが功を奏したと考えています。
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